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レイ・ダリオ(Kimberly White / by Getty Images for TechCrunch)

ヘッジファンドのブリッジウォーター・アソシエーツ創業者でビリオネアのレイ・ダリオは4月21日、新型コロナウイルスの感染拡大による打撃から世界経済が立ち直るには3年から5年の期間が必要だと述べた。さらに、そのプロセスにおいては自給自足や創造性、適合性といった概念や超党派の取組みが大切になると述べた。

ダリオはリンクトインのストリーミング番組This is Workingで、彼の見方を話した。

「これからは国家も、地域としての自立や自給自足を目指すようになる。何故なら国家も弱者となるからだ」とダリオはインタビューで応えた。

180億ドルの資産を保有し、世界で46番目の富豪であるダリオは、マスクや人工呼吸器が中国で生産されていることが、米国の弱さを象徴していると述べた。「これらの品々を国内で生産し自給しようと思い始めるが、それは生産性の低下につながる」と彼は続けた。

4月8日のTedのインタビューで、派閥政治に対する危惧を語ったダリオは、今回もその主張を繰り返した。「内部の闘争を続ければ痛みはさらに増すことになる。今最も大事なのは、いかにして共に生き延びるかを考えることだ」とダリオは続けた。

世界最大のヘッジファンドの創設者である彼は、世界経済がパンデミックから立ち直るために、各国は蓄えた資金に手をつける必要に迫られると警告した。「たとえ裕福な国であっても、手持ちの資金を使い果たしてしまうケースが出てくる。世界の多くの国が、無傷ではいられない」

世界的なインフレや貯蓄率の上昇も起こり得るとダリオは続けた。

「しかし、我々は危機を乗り切るための十分なリソースや創造力を持っている」とダリオは話した。「全ては、我々がどこまで協力できるかにかかっている」

新型コロナウイルスによる経済的ダメージからの復興には、膨大なコストが必要になる。全米の半数近くの州が、信託基金の50%を取り崩し、失業給付金の支払いにあてている。失業率の上昇が続く中で、各州が資金を使い果たし、連邦政府の貸し出しに頼ることも想定できる。

ダリオや金融の専門家たちはコロナ後の世界が大恐慌の時代の再来となり、復興に向けては数年間に及ぶ国家や個人の努力が必要になると予測している。

編集=上田裕資

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