何歳になっても、好きなことを貫けるように
モデル、クリエイティブディレクター、DJ、インフルエンサー……活動をさまざまな領域に広げてきたふたりだが、「肩書き」をどうとらえているのだろうか。ふたりは「いつも道なき道を通ってきた感じ」と語る。
「読モって言葉も最初はなかったし、インフルエンサーとかインスタグラマーとか……人によって呼ばれ方も変わったりする。でもそれでいいかなって。AMIAYAという軸は変わっていないから」(AMI)
「『これしかできない』って決めなくてもいいんじゃないかな、って。世の中はどんどん変わっていくから、それにフィットするように進化していけばいい。そのときそのときで自分たちのやりたいこと、なりたい姿に向かってやってきて、だんだんとそれが知られるようになったり、当たり前になったり……“時代に説得される”感じ。振り返ってみると『あ、私たちのやってきたことは間違ってなかったんだな』って思えるようになるんです」(AYA)
彼女たちが目指すのは、「AMIAYA」をグローバルなアイコンとして確立すること。日本のファッションシーンをアップデートし、世界へ発信していくことだ。
「ブランドをはじめたとき、一般向けのファッションはモテ系とかガーリーとかばかりでした。日本に暮らしていると“右へならえ精神”があるから、人と違う格好をしていると『変わってる』って思われる。もっと自由にファッションを楽しめるようになればいいし、自分の個性を出してもいいんじゃないかなって。その思いはいまも変わりません」(AMI)
「女性って見た目をあれこれ言われることも多いし、『その歳でその服は微妙だよね』って、実際に言われなかったとしても、自分自身でそう思ってしまうこともある。世間の目が気になっても、何歳になっても、好きなことやっていい、貫いていいんだ、って。そうやって自分を楽しめる人が増えていったらいいな」(AYA)
「私たちを見て、そう思ってもらえたらいいですよね。よく『何歳までその髪型するつもり?』って聞かれるけど、何歳でもいいじゃん(笑)。40歳でも50歳でも関係ない。無意識にとらわれているそのマインドを、少しずつ変えていきたいです」(AMI)