ニュースをチェックしたり、SNSを見たりすることは多くの人にとって習慣化されている行動なので、あえて自覚的になる必要もあるのかもしれません。
例えば知人のライターさんは、普段から起床後1時間はネットもテレビも見ないよう習慣づけることで、メディアや他人との距離感を調整しているそうです。不安になるくらいなら、意図的に取り入れる情報を絞ってみるといいでしょう。
かといって、全くニュースを見ないのも非現実なので、線引きは必要です。例えばテレビであれば、コメンテーターが議論する情報番組を一時的に避け、アナウンサーが読み上げるシンプルな番組で必要最低限の情報を得るという使い分けなどがいいかもしれません。
そうして情報との距離を調整できるようになると、自ずと自分にとって大事なことはなにかがわかってくるものです。自分を必要としてくれるのは誰か。本当に自分を支えてくれる家族や友達、仲間を再確認し、絆を深めることで、揺らいでいた足元が少し固まっていきます。
すると、いまプライオリティをつけてやるべきことは何かが見えやすくなり、それらをひとつひとつ進めていくことで、少しずつ不安から解放されていくはずです。
連載:ポストAI時代のワークスタイル
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