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イノベーションの舞台裏


率先垂範で自分に厳しく


周囲から協力してもらえるような人間になるため、日々の小さな行動を大切にしている。

会社には一番に出社し、最後に帰る。玄関掃除、トイレ掃除は毎朝行い、検品はできる限り全て自分の目で行うことを心がけている。これで売上が上がる訳ではないが、毎日行うことで些細な変化にも気付くことができる。そしてその行動を周囲は必ず見てくれている。

新しい挑戦をすれば必ず壁に当たる。そしてその壁は社内の時もある。やったことのない、わからないことに社内で拒否反応が出るのは自然なこと。でもその時に「あれだけ頑張っている坊ちゃんに言われたら仕方ないな、よく分からないけど力になってあげよう」そう思われることが重要だと思う。

そのためにアトツギは誰よりも自分に厳しく、ストイックに。周囲から信頼されるためにまず自分が行動すること、小さな行動を積み重ねていくことを大切にしている。

同時に、今与えられた環境にいつも感謝の気持ちを忘れないこと。こうして自社ブランドができるのも家族が会社を守ってきてくれたから、これまで会社を一緒に支えてきてくれた従業員や取引先、仕入先の皆さまがいたからだ。

新規事業が前に進むと周囲からチヤホヤされ、自分ひとりの力でやっているような錯覚に陥ることもある。でも自分ひとりでできることはほんのわずかしかない。慢心しないよう、物事がうまくいったときほど、支えて下さる周囲への感謝の気持ちを大切にしている。

自社ブランドをする中でみつけた家業の強み


これまで当たり前すぎて風景にしか思ってなかったが、家業の強みは全て自分たちで作ってきたことであった。創業者から受け継がれてきた「いい靴」をつくるという哲学。品質を守るため内製化を進めた結果、気付けばそれが一番の強みになっていた。

自分たちで作ることができれば、作った物をどう社会に発信していくか。今はMakuakeのようなクラウドファンディングで商品のストーリーや想いを発信できるし、店舗が無くてもBASEのようなサービスでEC販売もできる。想いを持ち、やりたいことを見つけ、家業に落とし込む。自社ブランドを通じて普段当たり前にやっていることにこそ、実はヒントがあることを学んだ。

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「素敵な靴はあなたを素敵な場所へと連れて行ってくれる」

これは私たちの哲学であり、好きな言葉である。私たちの作った靴を履いた方が素敵な未来を歩めますように、同時に作った人も心が豊かになれるように。自分たちの作った靴で世界中の人々を足元から笑顔にしたい。創業者がインターナショナルシューズという社名に込めた想いをbrightwayに乗せて。ぜひ今後もbrightwayの活動を温かく応援していただければ幸いだ。


上田誠一郎◎立教大学経営学部国際経営学科卒。高級婦人靴ブランドで販売・店舗運営を経験し家業に戻る。2017年にメイドインジャパンブランド『ファクトリエ』と提携。 2020年にbrightwayをMakuakeからデビューさせる。家業を盛り上げるべく日々奮闘中。 大学時代は体育会水泳部に所属。一般社団法人ベンチャー型事業承継サロンメンバー アトツギU34所属。

編集=新國翔大

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