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イノベーションの舞台裏


想いを具体的な方法に落とし込む


上記の想いを実現するためには、自分たちで作った物を自分たちの名前で社会に発信する必要があった。なぜその商品を作ったのか、その商品を通じて自分たちはどんな未来を作りたいのか。想いや背景、ストーリーを知ってもらうために選んだ方法が自社ブランドだった。

そして長く愛されるものを作りたいと考えた時、ミニマルなスニーカーにたどり着いた。

最後に発信する手段としてクラウドファンディングを行うこと、プロダクトのストーリーや想いがしっかり伝えられるMakuakeからデビューすることを選んだ。

これから取り組むことが自分の人生をかけてやりたいかを考えること、そしてその想いを具体的な方法に落とし込むこと。その方法が想いの軸からブレていないか、常に確認することを心がけている。

やりたいことは誰かの悩みを解決できるのか


やりたいことが見つかれば、それは家業でできることなのか、誰かの悩みを解決できるのかを考えている。brightwayでは私の悩みを解決すべく、自分自身をターゲット顧客に設定した。私が困っていたのはセットアップにも合わせやすい、上品かつシンプル、そして買える価格のスニーカーがどこにも売ってなかったこと。

レッドオーシャンと言われるスニーカー市場でありそうで無かったアイテム。このスニーカーを作ることでまず1人のターゲットの悩みは解決できる、潜在ニーズを確認した私たちはメンズスニーカーを作ることにした。

冒頭でも述べたようにメンズとレディースでは作り方が異なり、これまで婦人靴しか作ったことがない私たちには未知の挑戦であった。

木型作りから勉強し、スニーカーを何足も買っては分解して試作して、数えきれないほどの失敗を重ねた先に念願のメンズスニーカーが完成した。この経験で学んだことはできるまでやり続けることの大切さ。同時に嬉しかったのは社内の職人が自分のスニーカーも作りたいと言ってきたこと。

自分たちの欲しい物を作るのはこんなに楽しいことなのだと気付かされた。またメンズに挑戦してみて、客観的なユーザー目線で商品企画、ものづくりができたことも大きな学びであった。ユーザー目線で必要なければ自分たちのこだわりも捨てること、自社ブランドを通じてひとつの軸が作れたと思う。

自分たちのやりたいことは誰かの悩みや課題を解決できることなのか。想いとニーズ、双方をマッチさせることを大切にしている。

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編集=新國翔大

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