深い伝統を受け継ぐモデルが、現代でも人気を保つ理由──アウディ

AUDI A6 Avant

クロスオーバー戦線はライフスタイルに寄り添う方向へ進む。人気のSUVはステイタス(所有欲)を満足させるラグジュアリー追求型から、レーストラックで比類ないタイムを叩き出すもの、居住性の高さを生かしたモダンリビング志向の車種まで。メーカーにとっての販売戦線の最前線だけに、完成度が高まるスピードも速い。


AUDI A6 Avant

SUV人気が隆盛を極めるいま、セダンを買うのは、かつてのクーペを買うつもりで、というひとが増えているとか。クルマの概念が変わっているのは、マーケットは生き物だという証左のようで興味深い。
 
アウディは1970年代に「100」というA6のご先祖にあたるモデルにアバントと名付けたステーションモデルを設定したときから、スタイリッシュであることを旨としてきた。伝統に時代が追いついたのだろうか。
 
最新のA6はパワフルな3リッターV6に、しなやかな足まわり、さらにオプションで後輪操舵システムも組み合わせられるレスポンスのいいハンドリングと、ほぼ無敵の内容だ。伝統とはかくも深い、と思わされる。

この記事は 「Forbes JAPAN 2月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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