マネー

2020.04.21

【4月第3週資金調達まとめ】VTuberグループを手掛ける「いちから」19億円調達など


AppBrew


調達額:11億円
調達先:Susquehanna International Group / みずほキャピタル / マイナビ / 三菱UFJキャピタル

2016年に設立された東大生発のスタートアップ。主な事業は、コスメの口コミアプリ「LIPS」の運営。

LIPSは従来のコスメ口コミアプリとは異なり、InstagramやYoutubeのコスメ動画に近い内容であるため、よりリアルな口コミを知ることが出来るのが最大の特徴である。

気になった商品にはいいねや保存をすることが可能であり、ハッシュタグ機能も付いているため、欲しいコスメをチェックするシーンでも活用できる。また、欲しいと思った商品は、AmazonやYahoo!ショッピングなどの外部サイトへ移動し購入することが出来る仕組みになっている。

これまでにAppStore無料総合ランキング1位、Google Playベストオブ2019部門賞を獲得するなど、10代〜20代の女性を中心に多くのユーザーが利用している。

2020年4月に約11億円の資金調達を実施し、累計調達金額は約27.6億円となった。LIPSの事業拡大のための開発体制の強化やマーケティング投資、そして新規事業開発に用い、事業拡大をさらに加速させていく。

SoleBrain


調達額:5億円
調達先:Global Catalyst Partners Japan

データとテクノロジーを掛け合わせ、戦略立案から運用、改善までを一気通貫で提供するデジタルマーケティング事業を展開する企業。

同社はビジネスの日常生活で発生する課題に対し13のバーティカルメディアを通じてユーザとパートナー企業をマッチングさせることで、WEB集客における課題を解決する。

デジタルマーケティング事業を主力事業とし、同社のデジタルテクノロジーを活かしたよりパートナー企業のビジネス領域に踏み込んだデジタルトランスフォーメーション事業、WEBコンサルティング事業を展開する。デジタルマーケティング事業による流通総額は約82億円の実績を誇る。

2020年4月にはGlobal Catalyst Partners Japan2号ファンドを引受先とする総額5億円の第三者割当増資を実施した。この資金調達によって盤石な財務体質を築くことで、今後の案件増大に伴う資金需要への迅速な対応を可能とするだけでなく、優秀な人材の確保を含め、企業の長期継続的な発展を実現していく方針。

イングリウッド


調達額:5億円
調達先:日本郵政キャピタル

データテクノロジー事業、AI戦略事業及びセールス・ライセンス事業を展開する企業。

"OMO(Online Merges with Offline)により商品とユーザーの関係をデジタルで滑らかにする"をビジョンに掲げ、商品とユーザーをつなぐあらゆるチャネル/あらゆる業務に取り組み、それらにデータ及びテクノロジーを活用。少人数で販売戦略の立案~商品企画制作~広告運用~顧客育成~モール/自社ECサイトでの販売まで包括的なサポートをグローバルに提供している。

2020年3月には日本郵政キャピタルとの間に資本提携契約を締結。この提携を受け、同社が研究開発を推進するAIテクノロジーを活用することで、さらなるデジタル活用を推進。ニューリテール時代の新たな顧客体験の実現に貢献し、国内のみならず中国やアメリカといった世界に向けて事業を展開していく方針だ。

文=STARTUP DB

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