スマホネイティブの女の子たちが、アナログノートの虜になる理由

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なぜ女の子は、「バレットジャーナル」に夢中になるのか?


ここまで質が高く、完成度が高いノートを、なぜ女の子たちは、人に見せるためではなく自分のためだけに書くのでしょうか? 

とあるMERYユーザーに聞いたところ「自分の中にあるぐちゃぐちゃした気持ちを整理するため」と答えてくれました。彼女曰く「時間を取って文字にすると自然と落ち着く」「『こんな自分でありたい』という思いをブレさせないため、これからもこの時間を大事にしたいと思っている」のだそう。

他に、「もっと綺麗でかわいくなるため」「自分と向き合うため」「劣等感や妬みなどのネガティブな気持ちを整理するため」と答えてくれた女の子も。始めたきっかけは、「インスタで素敵なバレットジャーナルを見て真似したいと思った」「太っていることをからかわれ、見返したいと思い作り始めた」などさまざまですが、皆、「デジタルでパパッとメモするのではなく、アナログで時間をかけてていねいに書くことに意味がある」「ノートを書く、読み直す行為によって、自分自身をモチベートしたい」と思っているようでした。

外見だけでなく内面も磨きたい! だから無理せず、続けられる


多くの女の子たちは、バレットジャーナルを長く書き続けています。「大学1年生のときから5年以上続けている」という若手社会人や、「中学生のときから似たようなノートをつけていた」という学生も。続けるために「忙しいときや気が向かないときは無理に更新しない」というルールを決めている女の子もいました。

「バレットジャーナルは『やらなきゃ!』という気持ちで書くものじゃないんです。『こんな素敵な人になりたい、頑張ればなれるんだ!』という、前に進む気持ちで取り組むもの。無理にやっても意味はないし、やりたいときにやればいいものだと思います」

こうきっぱりと断言するのは、バレットジャーナル歴5年以上のMERY読者。「外見だけでなく中身も綺麗になりたい」「そのためにバレットジャーナルを続けている」と語ります。

「ただかわいい、ただ綺麗なのではなく、『素敵な人』になりたい。人間として、内面から成長したいと思っています。きっと、そう考えている同世代の女の子は多いんじゃないかな? だからバレットジャーナルがトレンドになっていて、しかも自分のペースで、ゆるゆるコツコツと続けている人が多いのだと思います」(MERY読者)
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