・子どもたちが新型コロナウイルスの危機によって自宅学習を強いられていることは、私たちの教育へのアプローチを変えつつあります。
・専門家は、このウイルスの大流行の中で教師が活用するイノベーションが、長期的に変化をもたらし、将来的にテクノロジーが学校においてさらに大きな役割を果たすことになると確信しています。
・しかし、eラーニングの進歩の陰に、教育的に不利な条件に置かれた人たちが取り残されるようなことがあってはなりません。
10億人近くの子どもの教育に影響
新型コロナウイルスの蔓延から身を守るため、世界の100カ国以上で学校が閉鎖され、10億人近くの子どもたちの教育に影響を与えています。幸運な子どもたちは、学校での授業の代わりに自宅で学習することができます。
世界の一部の地域では、子どもたちの教育をできる限り継続させることは、親の手に委ねられることになるでしょう。しかし、自宅で過ごす子どもたちに授業を提供するためのデジタル技術の活用はますます広まっています。
パンデミックの影響で学校が閉鎖されるまでは、家庭で授業を受けている子どもはほんの少数でした。アメリカでは、全米5660万人の生徒人口のうち、ホームスクーリングをしているとされていた子どもたちは推定170万人でした。
アメリカでホームスクーリングをする子どもの推定数(1999年~2016年)イメージ: NCES/Statista
しかし今や、状況は一変しました。世界中の学校が、マイクロソフトやグーグルなどの既存のプラットホーム、そしてZoomなどの会議アプリを使用して、生徒が授業を提供しています。イギリスでは、フィットネスインストラクターのジョー・ウィック氏が提供するバーチャルでの体育の授業が、絶大な人気を集めています。
一方、フランスは、ノートパソコンやスマートフォンなどのデバイスからアクセスできる「Ma classe à la maison(家での授業)」を作成し、経済協力開発機構(OECD)が「承認済教育コンテンツ」としている4週間のコースで提供します。
Un album que les élèves connaissent déjà et qu’ils auront (sûrement) plaisir à retrouver :
— Ma classe à la maison TPS_PS (@classe_TPS_PS) March 25, 2020
« Pop mange de toutes les couleurs » de Pierrick Bisinski et Alex Sanders.
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