現役東大生に教わる「休校期間に子どもに読ませたい本」(政治・経済書編)

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3.ミクロな視点で考える、最高の街づくり
『ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる』山崎満広著

「世界を知ろう!」「価値観を広げよう!」なんて考えると、私たちはどうしてもスケールの大きい本を読みがちです。歴史の本だったり、社会学の本だったり、マクロな視点の本を読んで世界の広さを知るということのほうが多いと思います。

でも僕は、より深く世界を知りたいのであれば、広いスケールの本でなく狭いスケールの、マクロではなくミクロな本を読んだほうがいいと思います。



4.「人生100年時代」のバイブル
『LIFE SHIFT』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著

『LIFE SHIFT』。AIが台頭し、社会の変化がより一層激しくなると言われる21世紀を象徴するような一冊ですね。



5.AIで変わる社会
『人工知能は資本主義を終焉させるか』斉藤元章、井上智洋著

僕は疑問系のタイトルの本が好きです。なぜなら著者がその本で描きたいことが非常にクリアで、わかりやすいからです。この本のタイトルは「人工知能は資本主義を終焉させるか」。この疑問との向き合い方を描いてくれる一冊です。



6.これからの社会のなめらかなあり方
『なめらかなお金がめぐる社会。』家入一真著

クラウドファンディングのサイト、「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」の代表の家入一真氏。この『なめらかなお金がめぐる社会。』は、そんな彼の世界観・お金というものに対する価値観を反映させたものになっています。



7.「知る」ではなく「考える」ために
『「アクティブ・ラーニング」を考える』教育過程研究会編

タイトルの通り、「考える」ということに主眼が置かれ、多くの教育者がアクティブ・ラーニングをどう捉えているのか、どのような現状があるのかを綴ってくれている本です。



8. 進化することは面白い
『ミライのつくり方 2020-2045 僕がVRに賭けるわけ』GOROman(近藤義仁)著

10冊の「世界の今を知るための政治・経済本」をご紹介しておりますが、その中でも一番「ワクワクした」のがこの一冊、『ミライのつくり方』です。


9. 恋愛結婚は「近代的」だった!?
『結婚と家族のこれから』筒井淳也著

僕がこの本を読んで感動したのは、人間の感情を綺麗に説明してくれている点です。どうして結婚してもうまくいかない人がいるのか、なんとなくスペックや社会階層が同じ人としか結婚したくないのか、現代人は「親密な他者との情緒的な繋がり」をどう得ようとしているのか。



10. 最悪のシナリオに対する心構え
『未来の年表』河合雅司著

言わずと知れた名著なので、ご存じの方も多いかもしれません。『未来の年表』。「こんなに画期的な本があっていいのか!?」と僕が感じた一冊です。






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