ライフスタイル

2020.04.22 16:00

着やすく、扱いやすく、出番も多い。「よく働く」セットアップ

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森岡:ストレッチ性は本当に素晴らしい。着ていてまったくストレスを感じません。

小暮:肩にパッドも入っていませんし、裏地のないアンコン仕立てで、着てみるとまるでシャツジャケットのように快適です。家庭用洗濯機で洗えるそうですから、スポーツウェアと同じです。

森岡:ビジネスマンの出張用にも向いていますね。汗をかいたらハンガーにかけておけばすぐに乾きます。出張先で夜に洗っても、翌朝には乾いてしまうかもしれません(笑)。

小暮:上下とも驚くほど軽量。持ち運びにも適しています。

森岡:日本のビジネスマンの場合、暑くなるとジャケットは手に持っていることが多いですからね。“軽さ”もポイントになります。

小暮:ジャケットのボタンもドットタイプでスポーティ。パンツのシルエットもワイド気味でスニーカーなどに合わせるのに絶好です。

森岡:スニーカーで通勤するのがOKになったとしても、クラシックなスーツにスニーカーをそのまま合わせるのは考えものです。足元をスニーカーにするならば、こんなデザイン、シルエットのセットアップに着替えないといけないと私は思いますよ。

小暮:ノータイで着用するのにも最適。中にTシャツやポロシャツを合わせてもいいですね。そんなスタイルをしても、セットアップなので洗練さが薫り、モダンな雰囲気をも感じさせることができると思います。

森岡:ジャケット、パンツ、それぞれ単品でも使えますし、セットアップなので、上下別々のサイズを選べる点もいいですね。

小暮:着やすく、扱いやすく、マルチな場面で使える。つまりそういう意味では“よく働いてくれる”セットアップと言えますね。

森岡:まさしく新時代の仕事着というわけです。

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撥水、吸湿速乾、伸縮性を備えた最新のポリエステル素材を採用。まるでスポーツウェアのように自在に伸びてくれる。


森岡 弘◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ、現在に至る。

小暮昌弘◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。82年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。

photograph by Masahiro Okamura | text by Masahiro Kogure | fashion direction by Hiroshi Morioka | illustration by Bernd Schifferdecker | edit by Akio Takashiro

この記事は 「Forbes JAPAN 4月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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