エンジニアのためのベストな環境を作る
彼らの競合としては、VCからの資金を得て急成長したKodingやCodenvyなどのスタートアップ企業があげられるが、Coderはまず、無料でオープンソースのコードを公開し、知名度を高めた。彼らの無料版ソフトは1000万回以上ダウンロードされ、約3000社の組織で利用されるようになった。
Coderは昨年12月に初の商用バージョンをリリースし、企業の個別のニーズに応えるようになり、今年3月に米国空軍と契約を結んだ。
Entwistleによると、Coderの黒字化はまだだが、新たな資金でエンジニアを増員する計画だ。同社は昨年5月に、Redpointが主導したシリーズAで、850万ドルを調達しており、今回のラウンドで累計調達額は4300万ドルに達した。
Coderの取締役会に加わったGGVのGlenn Solomonは、クラウドベースのソフトウェアの需要が急激に高まっていると述べた。
「パンデミックから学んだ事の一つは、これからはエンジニアがどこにいても働ける環境づくりが大切だということだ。Coderはそのニーズを満たす企業だ」とSolomonは話した。