今だからこそ、配信でじっくり楽しみたい オススメの「アニメ10作品」

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3.『映像研に手を出すな』



『映像研に手を出すな』は、アニメ制作を目指す女子高生3人が高校で映像研究会を設立し、自主制作アニメを目指すストーリー。イマジネーションたっぷりの世界観を見事に映像で表現した。監督の湯浅政明は、『Devilman crybaby』『夜は短しあるけよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』と近年次々に傑作を世に届ける。いまや宮崎駿に続く日本を代表するアニメ監督と世界で注目されている。

見放題サービスはフジテレビオンデマンド(FOD)が独占だが、他のサービスでも個別都度課金で視聴できる。

4.『機動戦士ガンダム サンダーボルト』



『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は、近年ますます広がる宇宙世紀に繰り広げるガンダムシリーズの一編だ。一年戦争の末期、旧サイド4「ムーア」の再興を目指す「ムーア同胞団」とジオン軍「リビング・デッド師団」との激烈な戦いが描かれる。キャラクター達の過酷な運命と、それを彩るジャズ・ミュージシャン菊地成孔の音楽がとりわけ大人の雰囲気を漂わせる。

制作は2015年から2017年となるが、配信アニメとして企画されたこともあり、まさに動画配信時代に相応しい作品である。

5.『OBSOLETE(オブソリート)』



配信アニメの話題作では、『OBSOLETE(オブソリート』も見逃せない。原作・シリーズ構成を『魔法少女まどか☆マギカ』脚本や『Fate/Zero』原作の虚渕玄が手がける本格近未来SFロボットアニメだ。突如現れた異星人から汎用ロボット「エグゾフレーム」を得た人類は、世界各国の巻き起こる紛争にこれを投入し始める。

「YouTube Originals」を掲げ、YouTubeが本格的に日本アニメに乗り出した独占配信タイトルである。全編無料で誰でも視聴できるのもうれしい。第1話はリリースから1カ月で世界700万再生越えを叩き出した。1エピソード12分から13分、全6話と見やすい。第2期の制作がすでに発表されている。

ここで挙げた作品は、もちろんネットで配信される膨大なアニメの一部に過ぎない。ひとつの作品を視聴したら、そこから関連する作品をさらに広げていけば、きっと自分だけの1本も見つかるに違いない。アニメをガンガン見る時間を、たまには作ってみてはどうだろうか?

文=数土直志

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