今だからこそ、配信でじっくり楽しみたい オススメの「アニメ10作品」


4.『ニンジャバットマン』
5.『BLAME!』




もう少し短い時間で楽しむなら『ニンジャバットマン』と『BLAME!』の2本を薦めたい。いずれも日本アニメのカルチャーの歴史に脈々と流れるカッティングエッジな映像と演出が魅力だ。大人の作品と言っていいだろう。

『ニンジャバットマン』はアメコミで活躍するバットマンたちが、日本の戦国時代に飛ばされる奇想天外なストーリー。全て日本でアニメーション制作されている。『BLAME!』はハードSFの漫画家として知られる弐瓶勉の代表作を劇場アニメとした。人工知能がプログラムに従って人間を排除しつつ都市建設を続け増殖する遠未来、これを止めようとする謎の男キリィが現れるのだが…。いずれも日本が得意とするセルスタイルのデジタルアニメーションを採用しているのも見どころだ。



「トレンドをキャッチアップ!」するためにおすすめの5本


この機会に最新のアニメ話題作を一挙にキャッチアップしてみるのはどうだろう。普段は時間がなくてなかなか新作をチェック出来ない!というかたは、この5作品を見ておけば、安心だ。

1.『鬼滅の刃』



最初におすすめしたいのが、『鬼滅の刃』だ。2019年夏にTVアニメ化したところ、記録的な大ブームを巻き起こしている。吾峠呼世晴の原作漫画は書店の棚から消え、コミック出版の売上げを反転させてとされるほどだ。

舞台は大正時代、鬼となった妹を人間に戻す方法をみつけようと人を喰らう鬼と戦う主人公・炭治郎。多彩なキャラクターの繰り広げる和風剣戟奇譚である。アニメのハイクオリティな映像と演出もブーム爆発に一役買った。主要な見放題サービスのほとんどでラインアップされている。

2.『攻殻機動隊 SAC_2045』



これからリリースされるタイトルでは、4月23日にNetflixで世界配信される『攻殻機動隊 SAC_2045』が超目玉だ。神山健治と荒牧伸志の豪華な共同監督が、売りのひとつ。神山健治と言えば『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズの監督でも知られる。本作は同シリーズと世界観を共有するだけに、「笑い男」「スタンド・アローン・コンプレックス」といった言葉にびびっと来る人には外せない社会性を反映したハードな内容となった。

本作を配信するNetflixは独占配信が特徴で、この他にも『ULTRAMAN』、『レビウス』、『オルタード・カーボン: リスリーブド』、『虫籠のカガステル』など、SFアクション好き向けの最新作が豊富だ。
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文=数土直志

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