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PEUGEOT e-208

電動化で何をかなえるのか。メーカーの姿勢が明確に表れるのがEVだ。なぜメーカーはEVをつくるのか? サステイナブルなクルマ社会のあり方を提示しながら、EVで未来のクルマ社会にどう貢献するつもりでいるのか。ユーザーはメーカーの姿勢を見ている。その厳しいまなざしに耐えうるコンセプトを実現するEVが増えてきた。


PEUGEOT e-208

クルマを日常の足として考える人がいれば、熱心に愛情を注ぎ自分のパートナーのように扱う人もいる。さまざまなメーカーがいろいろなクルマをラインアップするなかで、特定のモデルに強くこだわるオーナーも多い。

近年、多くの自動車が電動化への移行を図っている。大きくて重いエンジンがモーターに変われば、当然車両全体のバランスも変わる。ピュアEVであればガソリンタンクも不要だ。その代わり、重い電池を積まなければいけない。つまり、電動化車輌については電動化専用の最適化の方法があるということだ。

2019年3月に開催されたジュネーブ・モーターショーで、プジョーはベストセラーモデルである208の後継モデルとなる新型208を発表した。面白いのは、この新型208では、ガソリン、ディーゼル、そして電気という、異なる動力源のモデルを市販車として同時に提供すること。

Bセグメントカーといわれる、全幅が1700mm前後で排気量が1.0Lから1.5L程度のコンパクトカーはいわゆる大衆車。このBセグメントカーの領域でプジョーは若々しさというデザインに加えて、新世代のヘッドアップディスプレイや上級セグメントで提供される運転支援機能を備えたモデルを開発した。これは新しい時代のBセグメントカーの提案だ。

バッテリー駆動のEVであるe-208は、100kW(136ps)のパワーと発進時から力強く立ち上がるトルクを備えており、エンジン車と共通のプラットフォーム上で設計が行われている。

外観上も内装も、電気自動車であることを示す独特の意匠を施すことなく(電動車ではグリルのエンブレムに青いアクセントが入る)、あくまでもルックスは従来のガソリン車の正常進化の範疇にある。街に馴染み、ユーザーにとっても電動車を強調しないスタイルで、プジョーのベストセラーモデルはしなやかに電動化への進化を進めている。

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