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米国で新型コロナウイルス感染症の感染者と死者が増え続ける中、人々の間で今年旅行をすることに対する懸念が高まっていることが、米世論調査会社ハリス・ポールの調査により明らかになった。

調査結果は、夏の旅行シーズンに暗雲をもたらす内容となっている。新型コロナウイルスの感染拡大がピークを迎えた後の3カ月以内で、ホテルに滞在すると答えた米国人は33%、旅客機に乗ると答えた人は28%しかいなかった。

ハリス・ポールのジョン・ガーズマ最高経営責任者(CEO)は「米国はまだピークに達しておらず、人々が外出禁止令におおむねしたがっていることを考えれば、懸念が高まっているのも驚きではない」と述べている。

調査結果からは、米国人が新型コロナウイルスに対して抱く危機感が数週間前より大幅に高まっていることが示された。ガーズマによると、米国の成人1993人を対象にインターネットを通じて今月3~5日に実施した調査では、自分が新型コロナウイルスで死ぬかもしれないと考える米国人の割合は56%となり、3月14日時点の27%から倍以上に増えた。

また、米国人の68%は現在、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)の深刻さを考えれば人々の恐怖心は理に適っていると考えている。3週間前の調査では、人々が抱く恐怖心は非合理的で過剰反応だと感じていた人は56%と、真逆の結果が出ていた。

ハリス・ポールが新型コロナウイルス流行下での人々の感情面の変化を調べ始めて以降、米国人が旅行できるようになると考える期間は延びてきた。流行のピークから1カ月以内にホテルに泊まると答えた米国人は2週間前から6ポイント減の15%、「3カ月以内」と答えた人は18%で、両者を合わせると33%となる。これに半年以内と答えた人を足した割合は半数をわずかに超える52%で、2週間前から8ポイント減となった。

航空業界についても芳しくない調査結果となっており、新型コロナウイルスが終息に向かっていると政府が発表してから1カ月以内に飛行機に乗ると答えた米国人はわずか14%だった。3カ月以内と答えた14%を加えると28%、半年以内との回答を含めても42%と、半分に満たない。

編集=遠藤宗生

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