ビジネス

2020.04.19 17:00

小さなブラ専門の下着メーカーを生んだ女性起業家のビッグな夢

(左)ジャクリーン・フー (右)リア・ウィノグラード(Forbes US記事)


そして2018年には40万ドルのシード資金を調達。2020年の年間売上は700万ドル以上に成長している。2019年のPepperの売上の大半は、オンラインの直販だったが、2人はアーバン・アウトフィッターズともパートナーシップを結んでいる。
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フーはPepperの事業の成功の背景には、コミュニティ・ドリブンなマーケティング姿勢があると述べる。「私たちは、胸の小さな女性たちが直面する課題を理解していて、彼女たちの思いをシェアできる」と彼女は話す。

女性たちにパワーを与えるプロダクト


米国の朝食メニューに特化したレストランチェーン「アイホップ」は毎年春に、「パンケーキの日」のイベントを開催しているが、フーとウィノグラードは今年の3月12日を、「パンケーキみたいに平らな日」と名づけ、Pepperの全てのブラを6.59ドルのディスカウント価格で販売した。

6.59ドルという価格は、アイホップで販売されるバターミルクパンケーキと同じ値段だという。Pepperのブラの通常価格は48ドルから54ドルだ。
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2人は新たに調達した資金を、フェイスブック広告のようなありふれたマーケティング手段に用いず、実験的なアプローチを進める計画だという。

「私たちはプロダクトに多くの資金を投資し、よりフィット感の高いアイテムを提供していきたい。女性たちが何を着ていても、自分が美しいと思えるようなパワーを与えたい」とフーは話した。

編集=上田裕資

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