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イノベーションの舞台裏


振付は「出来なそうで出来る」がポイント


ではどうしたらマイクロインフルエンサーを沢山巻き込めるのか。その方法は沢山あるが、今日は大きく2つの要素について紹介する。1つは振付。もう1つは小さいコミュニティでのバズをいくつも作り出すという事だ。まず振付についてだが、ダンスでバズを起こしやすい振付の特徴は、「出来そうで出来ない」ではなく、「出来なそうで出来る」だ。

少し前になるが、逃げ恥のドラマで話題になった「恋ダンス」を例にとって考えてみよう。恋ダンスの振付は、一見難しそうに見えるが、実は1つひとつの動きはそんなに難しくない。いわゆる、「誰にでも出来る振付」なのだ。難易度が難しすぎると、真似出来る人が限られてしまう。だけど逆に簡単過ぎても真似したいとは思わない。ちょうどその中間の、「出来なそうだけど出来る」というバランスが振付は大事になってくるのだ。なので、簡単な振りをいくつも組み合わせることで、一見難しそうに見える。でも実際やってみると誰でも出来てしまうというバランスが最も重要になってくるのだ。

そして次に大事になってくるのが、小さいバズをいくつものコミュニティで作り出すという事だ。いくら良い振付が出来ても、投稿してくれる人がいないと広がっていかない。そして投稿したいと思うためには、まずは「自分に近しい人がみんなやっている」という状態を作ることが大切だ。今の言葉でいうと、いわゆる「クラスター」をたくさんつくる。という事。そうすることで、コミュニティからコミュニティに移動し、投稿は一気に広がっていく。よって、1人ではなく、コミュニティ内で複数の人がそのコンテンツを投稿している状態を作る事。そしてその振付が「出来なそうで出来る」ものだと、達成感と承認欲求で出来た時にSNSに投稿したくなる。その2つが合わさって始めて、コミュニティからコミュニティへと派生していき、SNS上でバズが作られていくのだ。



ストレスが溜まっている今、ダンスコンテンツは求められている


現在は新型コロナウイルスの影響で、外出自粛をしなければいけない状況だ。家でストレスが溜まっている人がたくさんいる。学校に行けない子どもたちのストレス。外出できず運動不足を感じている人。そして、家で孤独を感じみんなが周りと繋がりたがっている。だからこそ今、ダンスを使ったバズマーケティングが起こりやすい環境が整っていると私は思っている。

家にいて時間がある。その分、当然SNSを見る頻度も通常より高まっている。そこで、SNSを見た時自分の周りの人がみんな同じようなダンス動画をあげていたら、必ず気になって、自分もやってみようと思うはずだ。だから今、「#うちで踊ろう」などのダンスコンテンツが驚くほどのスピードで拡散されているのだ。


編集=新國翔大

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