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「未成年の感染者78人のうち53人(68%)は、熱や咳、息苦しさなどの症状をまったく訴えなかった。しかし、症状に関する情報が不完全であるため、無症候者として分類することはできなかった」と研究チームは説明している。

入院に関するデータが得られた未成年感染者は745人しかいなかったため、新型コロナウイルスに感染した全未成年者における入院率は、5.7%から20%までの幅で研究者は推定している。集中治療室(ICU)に入った割合はごくわずかで、0.6%から2%ほどだった。

一方、65歳以下の成人における入院率は、10%から33%だ。また、ICUに入った成人は未成年者の2倍で、その割合は1.4%から4.5%とみられる。

入院の可能性が最も高かった未成年者は1歳未満の乳児で、入院した未成年者全体の15%から62%のあいだに位置する割合だった。推定の幅が広いのは、この場合も、研究者が入手できた入院に関する情報が、未成年感染者全体の半分以下にとどまったためだ。

未成年感染者のうち基礎疾患についての情報が得られたのは345人だけだが、そのうちの4分の1近く(23%)には何らかの基礎疾患があった。主なものは、喘息や心疾患、あるいは免疫機能を低下させる疾患だった。

今回の研究でも、ほかの複数の研究と同じく、男性の感染者数が女性よりわずかに多いことがわかった。とはいえ、それが実質的な違いなのか、あるいは統計的確率の問題なのかは不明だ。また、女性より男性のほうが感染しやすいのはなぜか、あるいは重症化しやすいのはなぜかもわかっていない。

今回の研究により、未成年感染者における臨床症状と新型コロナウイルスの重症度について、新たな情報が得られた。しかし、未成年者の大半については、症状や基礎疾患、入院の有無に関するデータが十分に得られなかったため、確実な結論を導き出すのは難しく、人口統計的な比較はできなかった。

研究チームは次のように指摘している。「多くの感染は、この研究発表の数日前に発生したため、その後の患者の容態は把握できていない。さらに今回の分析結果は、重症度や、症状進行で生じたほかの症状について十分に認識できていない可能性がある」

新型コロナウイルスの検査が米国各地でばらつきがあることも、入院率が過大に見積もられている要因になっている可能性がある。地域によっては、検査を重症患者に限って実施しているためだ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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