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4月7日にデブラシオNY市長は毎日放送されている生会見にて、全てのニューヨーク市民に朝食・昼食・夕食の3食分の食事を配布することを発表した。この発表を受け、市内435カ所(学校等の施設を利用)にて指定時間に食事をピックアップすることが可能となった。

子どもと同伴家族が受け取れる時間は7:30〜11:30で、大人が受け取れる時間は11:30〜13:30となっている。また、高齢者などのために配達のサービスやベジタリアンやハラル向けのメニューもある。

ニューヨークでは外出自粛が4月29日まで延長


ニューヨークでは3月17日から飲食店などの閉店が相次ぎ、3月22日にクオモ州知事より発表された「ポーズ」(PAUSE、Policies、Assure、Uniform、Safety、Everyone)により、生活に必要な事業(食料や医療、運輸、銀行など)以外の企業の従業員の在宅勤務が義務付けられた。

ニューヨークの街の雰囲気はこの「ポーズ」(PAUSE)開始以降、パタリと静かになり、

飲食店はテイクアウトとデリバリーのみの営業に限定。一般市民の買い物やエクササイズなどによる外出は、常にソーシャルディスタンスを守った上で許可されている。

外出自粛を呼びかけられて早3週間、日に日に街から人気(ひとけ)は減っていった。

いつまでこの状態が続くのだろう、と不安に思っている最中、クオモ州知事は4月6日に「ポーズ」(PAUSE)の期間を当初予定していた4月15日から4月29日まで延長することを発表した。

「ニューヨーカーをハングリーにはさせない」


そんな延長発表の翌日4月7日に、デブラシオNY市長が全ニューヨーカーに1日3食の配給を行うと発表。それ以前までは生徒とその家族のみに対象が限られていたが、現在は例外なくすべての人が対象になった。

ニューヨーク435箇所に設営された配給所に行くと、1日3食の食事を受け取ることができる。今回は、ニューヨーク・クイーンズ在住の俳優・脚本家のRyuma氏が実際の様子をレポートしてくれた。


食事のピックアップ場所へ行くと、既に20名くらいの人が並んでいた。並んでいる時も「ソーシャルディスタンス」を守ることが徹底されており、前後の人と6ft(約180cm)の距離が保たれている。誰も騒ぐこともなく、大人しく並んでいる。年齢も若い人が多く、ごく普通の人ばかりだった。子連れの人もいた。ニューヨークで普段よくみるホームレスの姿は列になく、もしかしたら情報を得られず認知されていないのかもしれない。


(画像提供:Ryuma Matsuzaka 2020年4月8日撮影、クイーンズ・リッジウッド)

文=吉田優華子

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