外出自粛中のメンタルヘルスのために心掛けたい9つのこと

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5. 瞑想をする/ただ呼吸を意識する


すでに非常に多くの人たちが知っているとおり、瞑想については数多くの研究が行われており、うつ病や不安の症状を軽減し、脳にも影響を及ぼすことがわかっている。

また、研究者らによれば、「特定の種類のパニック発作など過覚醒や過度のストレスには、それらを抑えるためのゆっくりした呼吸が臨床的に有用であることが確認されている」という。

6. 社会的つながりを維持する


人間は基本的に社会的な生き物であり、危機のときに集まりたいと思うのが自然なことだ。だが、残念ながら私たちにたった今できることは、それと反対のことだ。

そのため私たちに必要となるのは、心理的な距離の近さと共同体意識を保つために創造的であることだ。メールをやり取りしたり、ソーシャルメディアを使ったりするのもいいだろう。だが、電話やテレビ電話で話したり、屋外で安全な距離を保ちながら直接話したりする方が、はるかに良いと考えられる。

7. 誰かの役に立つ


たとえほんの小さな親切でも、誰かの助けになることは、私たちのメンタルヘルスに大きな効果をもたらす。それは、過去の複数の研究から明らかになっていることだ。また、ネガティブな出来事から立ち直ることや、回復力を高めることには目的意識を持つことが有効ということもわかっている。

現在のような危機のなかで誰かを助ける方法を見つけることは、私たち自身の健康に非常に良いことだと考えられる。

8. 感謝の気持ちを示す


現在のような状況では、特に失業や病気など、パンデミックがもたらす残酷な現実を実感している人たちにとっては、これを実践するのは簡単なことではない。

だが、過去のいくつもの研究結果が示すとおり、今の自分の状況に感謝することは、私たちのメンタルヘルスに非常に有益なことだ。ある研究では、週に1度、自分が感謝できる5つのことを書き留めていくことが、幸福感の向上と強く関連していることがわかったという。

9. 自分に対して寛大になる


物事が思いどおりにならなくても、自分を責めてはいけない。自分に腹を立てることは、まったく逆効果だ。スケジュールどおりに行動できなくても、計画したとおりに毎日運動することができなくても、長い面でみればそれらは、それほど大きな問題ではない。

編集=木内涼子

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