As Mobile Economist at TUNE, I forecast and analyze trends affecting the mobile ecosystem.

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自宅にこもる人々が増えたことにより、恩恵を受けているのが動画ストリーミングサービスだ。

複数のストリーミングサービスを、統合的に管理可能にするアプリを提供する米国のReelgoodによると、ストリーミングメディアの視聴時間は3月の初週との比較で、101%の増加になったという。

また、以前は開きが大きかった昼間と夜の視聴時間の差が、都市のロックダウンが始まって以降は縮まっている。「直近の7日間のデータによると、朝8時から夕方6時までの視聴時間が、全体の51%に達している」とReelgoodのアナリストは述べている。

つまり、在宅勤務を行うようになった人々が、昼間もテレビを観ながら仕事をしていることがここから見えてくる。しかし、人々が観ているのは伝統的なテレビ局の番組ではなく、ストリーミングプラットフォームが配信するコンテンツなのだ。

伝統的テレビ局は今、非常に苦しい立場に置かれている。全米ネットワークの強みはNFLやメジャーリーグなどのスポーツのライブ中継だが、それらの試合が全てキャンセルになった今、彼らは視聴者を呼び込む強力なコンテンツを持っていない。

そんな中、以前よりもさらに勢いを増しているのがネットフリックスだ。米国で200万人のユーザーを持つReelgoodが過去3週間の視聴データを分析したところ、全視聴時間の42%を占めるのがネットフリックスだった。

2位がアマゾンのプライムビデオで22.1%、3位がHuluで17.2%だった。Disney+はわずか4.8%と、かなり引き離されていることも明らかになった。

ただし、Disney+はまだ始動したばかりのプラットフォームであり、この数字はさほど不思議なものではないだろう。一方、キッズ向けのコンテンツはここ最近急激に視聴時間を伸ばし、先週から70%の伸びを示していた。

今回のReelgoodのデータで見えてきたのは、動画ストリーミング各社が全て、大幅に視聴時間を伸ばしていることだ。同社によると、利用者のストリーミング上のアクティビティは2倍に増え、Reelgoodのサービスの新規加入者数は今週、99%以上の増加になったという。

編集=上田裕資

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