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3月22日に発熱し、新型コロナウイルスに伴う肺炎で入院。病床からSNSやメディア出演などを通じて、新型コロナウイルスの症状や患者をめぐる状況について発信を続けてきたGlobality CEOの渡辺一誠さんが、このほど退院することになりました。

これで「軽症」と言うのか。新型コロナ感染で入院中、渡辺一誠さんの手記

退院にあたり、自身のフェイスブックで率直な思いを綴っています。その手記を、本人の許可を得て、一部編集の上お届けします。

あくまで手記であり、医学的に正確であるかどうかは明らかでない箇所や、症状や感じ方、考え方についての個人差などはありますが、貴重な記録としてご紹介させていただきます。

医療従事者の方々に敬意を表し、すべての患者さんのご快復をお祈り申し上げます。



2週間で陰性と「みなす」


皆様こんにちは。   
  
今日は、恐ろしい事実をお話しします。
  
私、退院となります。
  
皆様には、長い間見守って頂き、感謝の念で頭が上がりません。  
  
しかし、、、 検査の上、無事陰性が2回出て...  と言うわけではなく、陽性なのです。
    
身体は元気。しかし陽性反応がかなり強いので、しばらくは陰性にならないだろう。なので、病床を空けるために、自宅待機。
  
これが真相です。
  
保健所の見解を聞くと、このタイミングからの自宅待機だと、2週間で陰性とみなすとのことで...   

え? ……聞き間違いかな?
  
そう思って、ドクターに色々伺いました。
   
希望があれば、2週間後に保健所の方でPCR検査はしてくれるそうですが、2週間たったら陰性と思っていいそうです、、と。
  
思っていいってなんやねん。
  
もちろん自主的にPCRは受けますが、確実に受けない方が出てくるよねこれ。
  
とんでもない行動をする人がいることを計算に入れないって、とても危ないと思う。
  
それに、家まで人と接触しないで帰れるのかな? どこまでの接触ならいいのかな? わかっていても、安心したい。  
  

肺は真っ白、傷だらけ


ということで、この際だから、色々聞こうと思って、ドクターらとお話しすることに。  
  
そこで得た情報を簡単にまとめます。

(憶測や私見を入れず、できるだけ正確に伝えますが、一つの病院の意見がすべて正しいと言えるほどの症例数でもないので、フラットにお読みください)
  
・基本的に 2週間で退院する人は稀。
・コロナにかかった人の肺をCTで撮ると、本当に真っ白になっていて、傷だらけ。
・PCR検査の正確性は100%では無いので、たまたま2回陰性が出ても、ウイルスが体内(もしかすると肺の傷など)に残っている可能性は高い。
・つまり、再感染が疑われている事例は、検査結果が陰性だっただけで、ウイルスがいなくなった状態ではなかった可能性が高い。
・3週間から1カ月ちょっとはウイルスの保菌期間と思ったほうが良い。
・陰性での退院後も、2週間程度はなるべく人と接触しないようにとの注意を伝えている。
・港区はホテル待機にまだGOを出しているわけではない。
・病床は思ったより足りていないので、こういう提案をしている。

文=渡辺一誠、編集=林亜季

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