「まだ陽性、だけど退院」新型コロナで入院、渡辺一誠さんのその後

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自宅待機で人に接触せずに過ごす方法


それに、自宅待機だって、人に接触せずに過ごす方法って、意外とみんな知らないし、誰もができるわけでもないと思う。

自宅待機者には、食事はウーバーイーツなどの玄関前置き指定で、飲み物類はカクヤスなどに登録して配送。

今は宅配業者も、ドア前置きが当たり前のように通じるから、そうしてください。とか。

保健所にPCR検査を受けに行くときどうやって行くのかとか。

僕は引きこもり歴長いので、誰とも会わないで過ごす方法はいくらでも心得てるけど、、

こんなことも、案内されないとわからない人たちもいるし、こういう案内をしないと、絶対コンビニとか行っちゃうと思う。

世の中、一定の割合で、考えられないような行動をする人はいて、こと感染症に関しては、それが致命的になるということを行政が理解していない。

この事態が長びいて得する人は誰もいないのに、最短・最小の被害で食い止めようとする気持ちが無いように思える。

未だに通勤時は満員電車のようだし、これじゃ収束なんて無理だよね。

今回の政府の対応を観ていて、海外投資家らは、日本の事業に投資するリスクを認識した人も多いと思う。
 
だって、のらりくらりやって、結局被害を大きくしてるのが日本だと思う。

だからこそリーダーは民衆を一番に考えないといけない。

後手すぎる。

これがもっと危ないウイルスだったら、今頃日本は終わってる。
 
COVID-19の感染者もどんどん増えてきてるけど、まだ検査が受けづらかったり、結果が出るのが数日後だったり、そんな個人からの声をよく聞きます。

(今回の件で、いろんな方からメッセージが来るので、多分僕の元にはかなりのコロナに関するリアルな情報が集まっていると思ってます)

なので、いろんな意見もありますし、感染症者と言うことが広く知れ渡り、僕自身にはデメリットもありますが、こういう事実を今後もメディアを通して伝えていけたらと思っています。

やったー退院だ! と、手放しで喜べない状況です。

このまま入院をお願いすることも考えましたが、病床数の不足を考えると、自制心のある人は自宅待機するべきだなと思い、しぶしぶ帰ることに。

なので、大量の荷物を持って、歩いて帰ります。

「あなたを護るのは私です」この想いが感染しますように


事態の収束を甘く見ている日本政府の方々、民がいなくなれば公なんて何の意味も持たないんだよ。
 
国民あっての国であり、国民あっての政府だよ。

誰の命も奪わせないっていう気概や、誰にも損させないっていうぐらい、もっと迫力見せてください。

皆で、皆の命を守りましょう。

きっと人の想いの感染力こそ、このウイルスの感染力に勝つたった一つの方法だと思います。

リソースの不明な情報や、それっぽい情報をシェアするより、たった一つ、確かな想いがどこまでも広がりますように。 

「あなたを護るのは私です」

この想いが日本中、世界中に伝わり、感染しますように。

自宅待機を命じられた人の哀れな行動や、本質から外れた悲しい事件が起きています。

「みなし陰性など絶対にやめてください」

この言葉が行政の方にも届きますように。

行動の結果に文句は言いません、圧倒的な統率力で、国民を安心させて下さい。

これで「軽症」と言うのか。新型コロナ感染で入院中、渡辺一誠さんの手記

文=渡辺一誠、編集=林亜季

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