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I write about disruptive companies, technologies and usage models.

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この記事の読者なら誰もが、今クラウドスペースが熱いことを知っている。あらゆる階層に対応した(フルスタックの)、さまざまなタイプのサービスやプラットフォームがひしめき合う。

10年前にはその空間は単に「クラウド」と呼ばれ、仮想化されたワークロードをサービスとして提供するインフラストラクチャーを意味していた。しかし、オファリングが「フラクタル化」されるようになってからは、クラウドの何について話題にしているのかを厳密に説明しなければならなくなっている。

クラウドの最重要セグメントは──


クラウドスペースの最も重要なセグメントのひとつは、人工知能(機械学習とディープ・ラーニング)だ。人工知能は、近年登場した他のどのテクノロジーにもまして、ほぼすべてのビジネスの成果を変革するだろう。

企業は、ITシステムのどこに、いつ、どんな投資をすべきなのかについて公正でバランスの取れたアドバイスを探し求めており、私が率いるテクノロジー系のアナリスト集団「ムーア・インサイツ・アンド・ストラテジー」もそうしたニーズに応えている。



人工知能は非常に多くのレイヤーから成り立っている。私は通常、他のアナリストの評価には言及しないのだが、このたび米調査会社ガートナーが出した最新のAI開発サービスに関するレポート「マジック・クアドラント」については一言コメントしたい。

AI開発企業が提供するサービスで、ほとんどの人が思い浮かべるのはグーグルだ。そしてマイクロソフトとIBMがそれぞれ独自のアプローチで後を追っていると見ており、そう考えるのも無理はない。しかし、AWSの機械学習はどうだろう?

ガートナーの最新レポートが明らかにしたこと


なんと、ガートナーの「マジック・クアドラント」では、AWSが、「ビジョンの完全性」と「実行能力」の2軸で表される象限の最高位にあたる「リーダー」に位置づけられている。このことについて少し考えてみたい。

ガートナーによれば、AWSの開発者向けAIはグーグル、IBM、マイクロソフトを凌駕している。多くの人々を驚かセル評価かもしれないが、とても正当な評価だも思う。AWSを長年観察してきた私は、こうした日がいつか来るだろうと考えていた。私の予測よりも、いくぶん早かったというだけだ。

AWSは、「最も高機能」とはいえないとしても、「最も広範な」クラウドスペースのひとつと思われている。私がAWSのアプローチを称賛するのは、機械学習の経験がない開発者も含めて、すべての開発者が使えるAIの開発ツールとサービスを提供することで、AIを真に「民主化」していることだ。

これは極めて重要な意味を持つ。資格を備えた経験豊富な機械学習の開発者やデータサイエンティストが不足している現状を打破するために、欠かせないポイントだ。他のクラウド・サービスはその必要性を叫ぶだけだが、AWSは実際にツールやサービスを提供している。

翻訳=川崎稔 編集=石井節子

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