独病院がコロナ治療で欧州隣国を支援 重症患者を国内に搬送

新型コロナウイルス患者のベッドを準備するドイツ空軍関係者(2020年4月4日撮影、Getty Images)


今回のパンデミックへの対応は、欧州連合(EU)にとって痛ましい学習プロセスとなる。初動の遅さと準備の乏しさについては既に重大な疑問が投げ掛けられているが、ドイツの病院が示したように、全てネガティブなものではない。

欧州委員会(EC)は3月後半、フランスとドイツがイタリアに、中国への寄付数を上回る数のマスクを寄付したと報告した。さらにドイツは、その週の終わりまでに追加で100万枚のマスクを提供することが見込まれており、フランスはイタリアにマスク100万枚と防護服20万着を送った。またオーストリアは、160万枚を送ると発表した。

イタリアとスペインの感染者数の増加がついに鈍化の兆しを見せ始める中、欧州ではパンデミックの最悪の時期が去ったとの希望が見え始めている。

翻訳・編集=出田静

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