新たに母親になった人へ 再就職の前に知るべき3つのアドバイス

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親になることは、人生のあらゆる側面に影響を与える大きな変化だ。従業員から母親へ、そして働く母親への移行は難しいプロセスになりかねない。休暇を取得することへの烙印(らくいん)や柔軟性に欠ける勤務スケジュール、キャリアの成長機会の不足などの障壁により、子どもを持つ女性労働者は職場でさまざまなハードルを経験することが多い。

リンクトインは、母親たちが仕事に復帰する際に苦しむことや、こうした女性労働者の職場でのニーズやキャリア目標を支援する上で会社や人材を必要とする管理職にできることを明らかにするため、新たな調査を実施した。重要な発見事項には次のようなものがある。

・子どもを持つ働く女性の37%は、再就職するのが精神的には自分にとって最善だと考えた
・子どもを持ち、仕事を再開した女性労働者の60%は、労働力に戻るのが難しかったと語っている
・女性の半分以上(52%)が、履歴書でこの空白期間を強調すると自分は相手にされないと考えている
・子どもを持ち、キャリアを中断した後で仕事を再開した労働者の半分近く(43%)が、キャリア中断後になかなか採用されず苦労したと語っている。

さらに、人材を必要とする管理職は、子どもを持つ女性を採用することに価値を見出している。勤勉さや管理スキルの高さ、忍耐力など新たに子どもを持った人が身に付けるソフトスキルは、職場で大きな強みになるかもしれない。

人材を必要としている管理職の大部分である98%は、キャリアに途切れがある従業員の採用を考えると答えた。また、調査対象者の4分の3以上に当たる85%は、子どもを持つ労働者が履歴書に載っている全てのキャリアの空白や途切れを共有すべきだと考えている。

リンクトインで多様性、インクルージョン(包摂性)、ビロンギング(所属)を担当するロザンナ・ドゥルーシー副社長は「子どもを持つ労働者に対し、キャリアの中断を考えている場合は批判されることを心配しないようにと言うだけなら簡単だが、それが常に現実的とは限らない」と述べた。人々が懸念を持つのには十分な理由がある。

新たに子どもを持ち再就職する女性に対するドゥルーシーの3つのアドバイスは次の通りだ。
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翻訳・編集=出田静

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