コロナ流行の中でも平常心を保つ4つの方法

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新型コロナウイルスは、人々の心と体の健康にとって試練となっている。感染拡大を防ぐための新たな措置やガイドラインは人々の生活を変え、ストレスの原因となっている。それでも、自分ではどうしようもないものと闘い、自分の生活を自分でコントロールできているという感覚を保つための方法はある。

1. 自分の力が及ばないものを受け入れる


コロナウイルス流行に伴う今の状況や、生活の変化にうんざりしているかもしれないが、それが現実というものだ。変化に逆らってはいけない。いつも通りの生活を保つことに多くのエネルギーを使ってはいけない。時には混乱を受け入れなければならない。変化を受け入れると一度決めれば、変化に主導権を握られるのではなく、自分で状況をコントロールできるようになる。

2. 従来のルーチンから離れる


閉塞感を持つようになったら、生活を変えるチャンスだ。自分の住む地域のルールや対策によって、自分のスケジュールを変えざるを得ない人もいる。これを機会に、従来のルーチンを見直そう。

午前中にジムへ行く習慣があったなら、午後の屋外でのランニングに切り替えてみる。朝は真っ先にメールをチェックするのでなく、新聞を読みながら朝食を楽しむ。リラックスするためにテレビを観る代わりに、短時間のマインドフルネスのエクササイズを実践してみる。生活を変えてしまうような出来事は、自分の生活習慣を変えて改善するきっかけになり得るのだ。

3. 普段は「イエス」と答えるものに「ノー」と言う


在宅勤務によって、すべきことが増えるかもしれない。例えば、周囲からは、通勤時間がなくなった分、オンライン会議や家事に充てる時間が増えたと思われるかもしれない。それが事実かどうかに関係なく、普段よりも仕事を増やすべきではない。今は普段にも増して、自分自身のニーズと健康に気を遣うべき時だ。浮いた時間を自分の心身の健康に役立てる方法を考えよう。賢い決断を心がけ、他人のニーズを満たすための要求にはためらわずに「ノー」と言うべきだ。

4. 掃除・片付けをする


いつもより時間に余裕ができる今は、掃除をするチャンスだ。身の回りがきれいになれば、心の中もきれいになる。散らかっていたものを整理できれば、心も整理できるのだ。自分のデスクと部屋を片付けること。バスルームやキッチンなどのスペースは、家族と一緒にきれいにしよう。家の中が片付くと、心が落ち着き、状況をコントロールできているという感覚が生まれる。

生活の中では、時に予期せぬ出来事によってストレスが生じることもある。しかし、自分ではどうしようもないものに振り回される状況から逃れる方法はある。ルーチンを変え、断るべきものは断り、周囲で起きていること全てに気をもむことなく、掃除や片付けに取り組もう。

編集=遠藤宗生

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