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新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、リモートワークが一気に浸透しようとしている。従業員、顧客とのコミュニケーションのあり方に新たな可能性が見出される一方で、現場では様々な課題も顕在化しつつある。

そこで4月2日、Coral Seminar初のオンラインセミナー「最先端企業が取り組む、リモートワークの実態」が緊急開催された。特に議論が白熱したパネルトーク「成長スタートアップが実践する、リモートワークを成功させる工夫」から、すぐに実践できるノウハウを公開する。

<パネルトーク登壇者>
・Slack Japan シニアテクノロジーストラテジスト溝口宗太郎氏
・すむたす代表取締役 角高広氏
・TRUSTDOCK 代表取締役 千葉孝浩氏
・Coral Capital パートナー 西村賢氏
・モデレーター:Coral Capital代表兼創業パートナー James Riney氏

リモートワークで生じる「6つの課題」


リモートワークの課題は、大きく2つ、「会社・組織に起因する課題」と「家庭に起因する課題」に分けられる。さらに、それぞれに「モノ」「ヒト」「プロセス」に関連する事象が起きている(下表参照)。合わせて6つの課題について、どんな対策をしているか。成長スタートアップのリーダーたちがリアルな実践を順に明かしてくれた。



1. 会社・組織の「モノ」の課題


Riney:リモートワークに切り替えた時にすぐに顕在化するのが、物理的な「モノ」の障壁です。例えば、機密書類をネット上でやりとりするリスクなど。個人情報も多く扱っている業種では、特にセキュリティ面の配慮は重要になります。皆さんの会社では、何に気をつけていますか?

千葉:データを扱える権限を細かく分けて設定することが重要だと思っています。当社のプロダクトに関しても、代表の僕ですらアカウント持っていないデータがかなりあります。また、基本中の基本として、セキュリティソフトや画面ロックの設定を怠らないようにしています。

:うちもセキュリティソフトはケチらず、質のいいものを導入し、社員全員の端末に入れています。パスワード管理も厳密にして、限られた数人で一括管理。ツールは「LastPass」を利用しています。

Riney:「ハンコが必要な書類のために出社しなければならない」という声もよく聞かれますよね。

溝口:弊社の場合は、普段からペーパーレス化が進んでいて、承認・申請もSlack上で行っています。決裁者に直接、承認のリクエストが出せて、承認されたかどうかも瞬時にチームに共有されます。ご興味ある方は、2019年10月にリリースした「ワークフロービルダー」をチェックしてみていただければ。

千葉:いいですね、使ってみたいです。

溝口:対面での書類のやり取りがどうしても生じる場合にも、「ラッシュアワーを避けて出退勤するように」と社員にガイドしています。

文=宮本恵理子 

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