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2020.04.07

【4月第1週資金調達まとめ】無料送金ウォレットアプリ運営のKyashが総額47億円の調達など


SQUEEZE


調達額:9億円
調達先:FFGベンチャービジネスパートナーズ / キャナルベンチャーズ / 日本エスコン

新卒でゴールドマン・サックスに入社したのち、トリップアドバイザーで活躍した経歴をもつ舘林真一氏によって設立されたスタートアップ。

宿泊施設運営に関わる業務支援SaaS「suitebook」を運営している。宿泊施設の定常業務を効率化し、サービス品質の向上とゲスト満足度を高めるスマートな運営を可能にする同サービスは2019年時点でホテルや民泊などの2000施設以上で導入されている。

また並行して様々なコンセプトを基にしたスマートホテル事業を展開。「suitebook」を活用した自社ブランドのホテル運営を行っており、同サービスによる省人化、無人化による運営コスト削減によって安価ながらも高品質なサービスを提供している。

2020年4月には、日本エスコン、キャナルベンチャーズ、FFGベンチャービジネスパートナーズを引受先として、総額9億円の第三者割当増資を実施。今回の調達の目的を事業強化としている。

ジラフ


調達額:6億6000万円
調達先:AGキャピタル / DGベンチャーズ / DK Gate / Donuts / みずほ銀行 / りそな銀行 / オー・エル・エム・ベンチャーズ / 吉田正樹事務所 (第三者割当増資のほか、融資も含む)

買取価格比較サイト「ヒカカク!」やトレカ専門フリマアプリ「magi」を運営するスタートアップ。

同社は、AmazonやZOZOTOWNといった買い手側のメタサービスがあるにも関わらず売り手側のメタサービスがない事に気づき買取価格比較サイト「ヒカカク!」の開発、運営を行っている。

近年では、メルカリを筆頭にC2Cのフリマーケットが急拡大をしている。類似したサービスに、CASHやヤフオクなどが存在しているが、これらのサービスにおいてユーザーが気にする事は買取価格である。

同社の「ヒカカク!」は買取価格の相場が分かるものになっており、フリマアプリが普及するにつれてサービスも拡大をし2017年時点での月間利用者数は140万人を超えた。

また、同社が買収をしたサービス「peing」は2017年11月にサービスをローンチし、1カ月で2億PVを超えた注目のサービス。同社はその注目サービスをローンチからわずか約1カ月で買収し、買収から約3週間で世界40カ国に展開。

2020年4月2日、DGベンチャーズなどを引受先とした第三者割当増資および金融機関からの融資により総額約6億6000万円を調達。今回調達した資金は特に「ヒカカク!」と「magi」に投資をする方針。特に「magi」については事業基盤が整ってきた中で、今後はユーザー拡大やマネタイズに向けた動きも進める。また、トレカのみならずボードゲームやフィギュア、シールなどコレクターズアイテム領域に広げていく計画もあるようだ。

文=STARTUP DB

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