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2020.04.07

【4月第1週資金調達まとめ】無料送金ウォレットアプリ運営のKyashが総額47億円の調達など

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、4月1週目の“注目のトピック“として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

Kyash


調達額:47億円
調達先:Goodwater Capital / Greenspring Associates / Altos Ventures / Broadhaven Ventures / Greyhound Capital / Partech Partners / Rahul Mehta / Tekton Ventures / ジャフコ

無料送金アプリ「Kyash」をグローバルにサービス展開していくFinTechスタートアップ。

いつでもかんたんにスマホから無料で送金出可能でiOS/Androidアプリを提供。資金決済法上の第三者型前払式支払手段の発行事業者として、2017年1月に金融庁より前払式支払手段(第三者型)の承認を受けた国内初の仕組みで本人確認の手続きを省略でき、アプリのインストールからすぐに使い始めることができるのもKyashのメリットとなっている。

完全に独自でシステムを開発していることから、汎用性の高い通貨の送金を安く実現し、単なる決済ゲートウェイではなく、SNSで繫がっている宛先に、送金と請求が「無料」でできる新しい通貨プラットフォームを目指す。

受け取ったお金はオンラインや国内外のVisa加盟店で利用可能で、現金化ができることより、キャッシュレスで、スマホで人や店とのお金のやり取りを完結できる。また、データセキュリティ規格PCI/DSSに完全準拠しリアルタイム決済を実現し、不正利用の防止にもつなげている。

2020年3月には、リード投資家を務めたGoodwater CapitalとGreenspring Associatesを筆頭に、主に海外投資家を引受先とする、シリーズCラウンドでの約47億円の資金調達を実施。調達した資金は、事業領域の拡大に充当し、デジタルバンク事業を拡大することでチャレンジャーバンクへの進化目指す。
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文=STARTUP DB

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