キャリアで避けるべき、よくある5つの過ち

Getty Images


4. 居心地がよい状況に安住する


会社に入社した後、漫然と数年過ごしてしまうのは簡単だ。居心地よく感じ、自分の職責を知り尽くし、給料もまずまずで、気づけば3年、5年、10年とたっている。

最近では、自分の運命は自分で制御することが欠かせない。現在の雇用環境では、継続的な教育とスキル構築に熱心に取り組むことが求められている。また自分に投資し、自分を資産として位置付けられるようにすることも必要だ。自分のスキルや経験、才能を吟味し、その情報を使ってパーソナルブランドを作り上げよう。

5. 直感を無視する


転職活動の中で面接を受け、頭の中の小さな声が「何かおかしい」とささやいたとしよう。これこそ、直感と呼ばれるものだ。直感は、私たちがキャリアで過ちを犯そうとしているかもしれないことを警告してくれる虫の知らせ、予感、そして心の中の声だ。

多くの人は、理性的な声のみを聞くべきだと考え直感を無視することを選ぶ。しかし本当は、直感と論理の両方を使うべきだ。

直感的な知性を活用することがキャリアに役立つかもしれないことは、ニュージャージー工科大学の調査から確認されている。この調査では、数百人のビジネスマネジャーの直感力を試べた結果、直感力に優れていた人は効果的な意思決定スキルを持っていたことが分かった。また、当時ハーバード・ビジネス・スクールの学生だったジャグディシュ・パリクが役員らを対象に行った調査では、回答者は分析力と同じくらい直感のスキルを使うと答えたが、成功の80%は勘のおかげだとした。

ここに挙げたキャリアの間違いの中で、心当たりがあるものはあるだろうか? 成功の鍵は、失敗を経験し、障壁を克服して、修正のための行動を取ることだ。間違いを犯すことができるなら、そこから学習し、次の機会はよりうまく対処するようにすれば、有利な立場に立つことができるだろう。

翻訳・編集=出田静

ForbesBrandVoice

人気記事