3. プロセスを思い描く
「自己啓発の分野で言われるアドバイスの中で、最も大きな間違いなのは『自分の夢を、既に実現したかのように常に思い描くように』という助言だ。これは先延ばしの原因になる。脳に完璧なイメージを与えてしまうと、脳は現実と想像を見分けられず、それが既に起こったかのように考え始めてしまう」
「こうしたイメージを頻繁に描くことで、達成感をもたらす神経伝達物質であるドーパミンが放出され、望む成果を努力なしで達成したという幻想が生まれてしまう。これにより、困難に直面した際にやる気が下がるようになり、さらなる先延ばしにつながる。プロセスを思い描くこと。達成可能で現実に近く、既に実行の準備ができたことについて想像すると、生産性が上がる」
4. 小さな行動を取る
ツベンジャーは「脳を怖がらせないためには、大きな作業を小さなものに分解すること。これを30分単位の枠に当てはめ、タイマーを設定して仕事に取り掛かろう」と助言している。大きなプロジェクトを分解して進め、その過程で生まれる恐怖の対象を特定して、プロセスを進める自分の姿を想像すれば、先延ばしにする習慣の克服はより楽になる。
生産的になる準備をするのに多くの時間はかからない。こうしたステップに20~30分かければ、ソーシャルメディアを見ながら無駄にしている時間を数時間分節約できるかもしれない。