私たちが新型コロナウイルスから学んだ5つのこと

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新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)はこれまでに、いくつかのことを私たちに再認識させてくれた。将来においてより賢明に行動できるようになるためにも、私たちはできればそれらを忘れずにいたい。

1. とにかく世界はつながっている


世界中はテクノロジーによってつながり、ビジネスはグローバルに行われるようになっている。そうしたなかで、私たちが物理的にもつながっていることは明らかだ。それを証明するのが、世界中に感染が急速に拡大するウイルスだ。

“国”は基本的にそれぞれ分離していると考えることは、基本的に間違っている。それを本当に理解することができれば、私たちは精神的にも、将来のパンデミックに備える能力においても、おそらく今より良い状態になれるだろう。

2. 手はよく洗うべき


ばかげたことを言っているように聞こえるかもしれないが、パンデミックになる前には、せっけんで死滅する細菌やウイルスもあることを知らなかった人も多いかもしれない。

だが、今では子供たちを含めて多くの人が、新型コロナウイルスが「エンベロープ」と呼ばれる膜を持ち、せっけんがそれを壊すのだということを詳しく説明できるだろう。

私たちはこのパンデミックが終息した後も、おそらく以前より頻繁に手を洗うようになっていることだろう。よく泡を立て、少なくとも20秒をかけて洗うことが習慣になっているはずだ。

3. データに従うべき


春になって暖かくなれば、この問題が魔法のように消えてなくなることを誰もが願っている。だが、(米国内で感染者が最多の)ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が記者会見で言ったように、私たちは感情や個人的な考えではなく、数値とデータに基づいて行動するべきだ。

データが示すパターンは、私たちが何をどうすべきか決断することを助けてくれる。私たちは何よりもまず、データをみる必要がある。もっと早い段階から、そのようにしていればよかったのだろう。まずはとにかく、今何が起きているのかを理解することが必要だ。
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編集=木内涼子

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