人にコーヒーを入れる、打ち合せ時間を設定するなどの雑用は利益目標の達成にもつながらず、リーダーとして見なされる仕事でもない。すべきなのは、前に進むためのスキルや評価を上げる仕事をしている自分を周囲に見せることだ。
雑用は、インターンや地位の低い社員、あるいは経験を積んだ社員ですらも頼まれることがあり、やらなければいけないように感じることもあるだろう。だがそれを習慣にしてはいけない。以下に、自分がやるべきではない仕事を断る方法を4つ挙げる。
1. 優先順位をはっきりさせる
仕事では、複数のプロジェクトをやりくりする必要も出てくる。成功する人は、常に各プロジェクトに優先順位をつけているため、どの仕事をいつやるべきか分かっている。あるプロジェクトの重要度が分からない場合は、上司や同僚にそれを尋ね、自分の時間を管理できるようにしている。
もし誰かに雑用を頼まれたら、優先順位をはっきりさせること。上司から、遠くにある郵便ポストに郵送物を投函するよう頼まれたら、「自分は今、明日までに終わらせるようにと言われた差異分析をしているところですが、こちらの方が重要ですか? それとも後回しにしても大丈夫ですか?」と聞いてみよう。こうすることで、上司に対して、あなたにその仕事をしてもらうか他の誰かに頼むかを考えさせられる。優先順位をはっきりさせることで、依頼者は仕事内容の質の違いに気づき、あなたのスキルレベルを必要としない仕事を頼む可能性も低くなる。
2. 分担を提案する
もし頼まれたことを無視できないように感じるなら、誰かとその負担を分担しよう。文書のコピーを頼んできた人に、その人にも手伝ってもらえないか聞いてみよう。同じ人に再び雑用を頼まれたら、相手も同じく雑用をする必要があると伝える。
もし依頼者が上司なら「15分ならコピーの時間が取れますが、その後に打ち合せに行かなくてはいけません。それでもいいですか?」と聞くのもいい。仕事に埋もれて身動きがとれなくならないようにすること。