I write about the big business behind food & agriculture.

Torwong Eimsaingam / Shutterstock.com

新型コロナウイルスが感染拡大するなか、各レストランは必死になって客を獲得しようとしている。その一方で、前払い制レストラン予約サイト「トック(Tock)」が、テイクアウトとデリバリー向けプラットフォームを新たにスタートさせた。店内での飲食が専門で、これまで持ち帰り注文に応じていなかったレストランが、パンデミックに対応できるよう支援することが目的だ。

世界各地の政府は、店内で飲食できる人数を制限したり、店内飲食を完全に禁止したりするなど、社会的距離を保つことで新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めており、それによって外食産業が大打撃を受けている。高級レストランは、店内飲食をめぐる制限や禁止への対応に苦慮している。従業員の給与減額や人員削減、さらには店舗の完全閉鎖を余儀なくされているレストランもある。

影響を最小限に食い止めるべく、多くのレストランは、デリバリーやテイクアウトの注文を中心に据えて従業員の雇用を継続すると同時に、必要とする近隣住民に安全な食事を手ごろな価格で提供できるよう取り組み始めている。

とはいえ、これまでテイクアウトの注文を受け付けてこなかったレストランは、この変化に悪戦苦闘している。ワシントン州シアトルにある創業70年の有名老舗高級レストラン「キャンリス(Canlis)」も、そうしたレストランのひとつだった。

キャンリスと聞いて思い浮かべるのは、テイクアウトのハンバーガーではなく、ひと皿135ドルのメニューや、生のピアノ演奏だ。しかし同店スタッフは、ベーグルやサンドイッチなど、テイクアウトやデリバリーが容易なメニューを優先させ、地元コミュニティに食事を届けることにした。

同店オーナーのマーク・キャンリス(Mark Canlis)は、すでに利用していた予約プラットフォームのトックを活用して、一時的にテイクアウトやデリバリーの注文を受け付けられる方法を見つけたいと考えたという。そこで、同店スタッフはすぐにトックに問い合わせ、解決策はないかと相談した。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

PICK UP

あなたにおすすめ

合わせて読みたい