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moto
:会社と対等だ、というマインドを持つといいと思いますね。こちらは労働力を提供して、その対価として賃金を受け取っている状態なので、本来は対等なはずなんですよね。ただ、対等だといえるだけの価値を自分が発揮しなければいけないし、会社に必要とされる人材であることも重要な要素です。何もしていない人が、給料を上げてくれと言っても会社は動かないですからね。

村上:「あなたのバリューは?」と聞かれて、すぐに答えられないのはマズイですよね。答えられたとしても「毎日、Excelをキレイにしています」だと、それもマズイ。「キレイにした結果、業務効率が上がって10%ぐらい利益アップに貢献しています」とかであれば、まだいいんでしょうけど。

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moto:会社自体が手段を目的化してしまっていますからね。なかなか自分のバリューは見えにくい。だからこそ少し引いた立場で見なければいけないし、そのうえで「こういうバリューを出しています」という話ができると、会社とも交渉しやすくなると思います。

村上:今の時代はちょうど過渡期だと思います。極端な話、40〜50代には部下が自分を超えられるとポジションがなくなるという保身から、逃げ切りを考えているマネージャー層がたくさんいる。彼らは、部下にはずっとExcelをキレイにしてもらっていたほうが嬉しいんですよ。いざ何かを始められたら、自分が危ういので……。

でも、昨今のリモートワークブームで「あのひと、何してるの?」と、メッキが剥がれている自称マネージャーも出てきているみたいですよ(笑)。

リンクトインは“実名版ツイッター”


moto:少し話を戻しますが、リンクトインについても改めて教えてください。転職サイトではなく、いわゆるSNSなんですよね。

村上:そうです、ビジネスに直接役立つSNSです。特徴としてはプロフィールをきちんと入力することが前提になっている。ちゃんと入力すればするほど、使っている人にメリットがあるようにできています。たとえば、プレミアム機能のひとつですが、スキルの項目に入力しておくと、掲載されている求人票と自分が記載したスキルとを比べられる。つまり、応募前に受かりそうかが事前にわかるんです。

もう少し具体的な話をすると、仮に僕が「シニアマネージメントを目指したい」とします。他の会社で目指そうと思ったときに、同じような志向の人たちのなかで、どのくらいのポジションなのかが分かるんですよね。

もし上位10%だったら「受けてみようかな」という気持ちの後押しになりますし、下位50%だったら「もう少し頑張ろう」という気持ちになる。さらに求人票で求めているスキルで自分に足りないものが何かがわかれば、やるべきことも明確になる。

僕も最初はそこまでSNSとして使っていなかったけど、定期的にプロフィールはアップデートしています。

文=田中嘉人 写真=小田駿一

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