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2020.03.31

【3月第4週資金調達まとめ】「リネット」を運営するホワイトプラスが総額15億円の調達など


ウェルモ


調達額:4億円
調達先:東京電力パワーグリット / みずほキャピタル (その他投資家からの調達)

福祉領域の課題解決を目指すITソーシャルスタートアップ。

介護におけるデータと自然言語処理を活用し、文章案や専門知識を提示する、ケアプラン作成支援AI「ケアプランアシスタント(CPA)」の研究開発を行なう。さらに、地域の介護情報の可視化を推進し、ニーズに合った介護サービスの選択を支援するデータベース「MILMO」も提供している。超高齢社会の到来に伴う需要の増加が予測される介護領域において、サービス利用者とケアマネジャー・事業者の双方の支援のためのプラットフォーム構築を推進。また、障害児童教育領域の事業として「UNICO」も展開している。すべての子どもたちの可能性を解放することを目指し、子供の力を引き出す支援と自信が持てる居場所の提供を目指す。

2019年8月には第三者割当増資により11億7000万円の資金調達を行い、あいおいニッセイ同和損害保険、コニカミノルタなどとアライアンスを締結した。各社の事業やサービスと、「ケアプランアシスタント」や「MILMO」を中心とした福祉プラットフォームとの連携を開始。ケアテック・福祉領域における新たなオープン・イノベーションを促進すべく、これからもプラットフォーム戦略を推進して行く予定だ。

ブレイブソフト


調達額:4億円
調達先:ベネッセホールディングス / ディップ / バリューデザイン / コングレ / 朝日メディアラボベンチャーズ / IWAI (第三者割当増資のほか、融資も含む)

展示会/イベント用アプリ作成サービス「eventos(イベントス)」や、効果が見えるプッシュ通知ASP「Appvisor Push」などを提供するスタートアップ。
「eventos」は、イベント主催者の運営負荷を軽減し、参加者の体験を革新する各種テクノロジーを提供するイベントのOSとなるプラットフォームだ。「東京ゲームショウ」や「東京モータショー」などのイベントにも採用されており、初期費用30万円・月額10万円のライセンス使用料のみでイベントの参加申込から受付管理など様々な機能が活用できるのが特徴だ。また、「Appvisor Push(アップバイザープッシュ)」は、アプリの継続率を高める、 プッシュ通知配信・解析サービスだ。 配信予約や解析機能など、柔軟にカスタマイズができるよう設計されている。現在ユーザーは1億を突破しており、大手アプリにも選ばれている。

2020年3月には、ベネッセホールディングス、ディップなどを引き受け先とした第三者割当増資とデットファイナンスを合わせ総額約4億円の資金調達を実施した。調達した資金をもとに、無料版やキャッシュレス対応といったニーズが大きい機能の開発を行い、すべてのイベントをもっと便利に楽しくするNo.1イベントプラットフォームの構築を目指す方針だ。
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文=STARTUP DB

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