テレワークをうまく進める5つのコツ

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現代ではテレワーク(遠隔勤務)の導入が進んでいることは疑いがないが、それによって事業拡張と運営を成功させる上で特有の課題(そして機会)が生じている。

メディア広報代理店ジェニファー・ベット・コミュニケーションズ(Jennifer Bett Communications)の創業者でカリフォルニア州在住のジェニファー・ベット・メイヤーと、ニューヨークにある同社本社の従業員30人を率いるメリッサ・ドゥレン・コナーにとって、西海岸と東海岸をつなぐテレワークは大きな学習経験となった。

私はこの2人に、テレワークを成功させる方法について尋ねた。2人は、テレワークチームがうまく協働する上で心に留めておくべきことを共有してくれた。

1. 信頼


信頼を構築するための基盤となるのが価値観の共有で、物理的に離れている場合は欠かせない。あらゆることについて常に全員と相談することはできないため、一方的な決断を下す際には相手との信頼関係が重要だ。

ジェニファー「パートナーのメリッサと私は最初の数年間、新しいビジネスミーティングの後には必ず、その潜在顧客が自分たちに合っているかどうかを見極めるため、互いの考えを確認していた。どのようなミーティングでも、終わって帰る際には互いに相手の顔から感情を酌み取り、考えたことについて掘り下げることができた。

今は全てのミーティングに同席するわけではないが、長年の信頼関係があるので、新規顧客が会社にとって適切かどうかを相手が理解していると確信できる。これは、どちらか片方が顧客に全く会っていない状態でもう片方が契約を結ばなければならないとき、特に重要だった」

メリッサ「私たちの間には初めから信頼があった。私たちはビジネスの全ての側面について過剰なほどコミュニケーションを取り、詳しい部分まで掘り下げるため、完全な透明性がある。私たちの関係性はこの点でユニークだが、ビジネスパートナーと信頼を構築したい人は似た価値観を持つことから始めるのが重要。会社にとって大きな決断をする場合、パートナーと同じ倫理基準を持っていて、相手の選択を信頼できることが大きく役に立つ」
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編集=遠藤宗生

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