2. 時差
タイムゾーンが変われば仕事をする時間も変わり、チームの新たなスケジュールに適応するための変化が必要だ。
メリッサ「時差がある場合、互いの予定をしっかりと気にする努力をする。私は娘と時間を過ごすために早退することがある。ジェニファーはその時間は私と連絡を取らない方がよいことを知っているため、双方にとって都合がよい時間に状況確認の定例ミーティングを設定した」
ジェニファー「私は朝型の人間なので、とても早い時間に起床する。そのため私の毎日は、オフィスに向かう途中でメリッサに電話することから始まる。私たちは東海岸のまだ早い時間から毎日の状況確認を行う」
3. 出張
チームメンバーには他のオフィスでテレワークする機会を与えつつ、パートナーのオフィスにできる限り頻繁に足を運ぶ定期的な出張スケジュールを組むこと。
ジェニファー「私がロサンゼルスに移って西海岸支社を開設したとき、ニューヨークの本社には少なくとも1カ月に1回、あるいは必要に応じてそれよりも頻繁に、数日間出向くことを約束した。ロサンゼルス支社を開設し、西海岸に移住したことで、私は会社の本拠地で強い存在感を維持し、自社の協力的な文化を継続して整える責任が生じたことを自覚していた」
メリッサ「私はロサンゼルス支社を(少なくとも)四半期に1度は訪れているが、ジェニファーと私が出張を重視するだけでは十分ではない。ニューヨーク本社では30人近くのチームを抱えており、全ての従業員を出張させることが、両オフィスを真の意味で統合する上で重要だ。
ロサンゼルスのオフィスでは人材採用をゆっくりかつ戦略的に行い、新入社員をチーム全員と会わせるためニューヨークに出張させることにした。また、ニューヨークのチームがロサンゼルスのオフィスを訪れる機会も持つようにしている。これにより、2つのオフィスの間に絆が生まれたし、全員が他のオフィスで働く従業員と直接会う時間が持てる」