「⼤⼈になったハイジ」が提供するアルプスの洗練された空間

文化設備「Allmeinde Commongrounds」(photo by Darko Todorovic)


世界と繋がる場


レッヒは、オーストリア最⼤であるアールベルクスキーエリアの⼀部で、88のリフトとケーブルカー、そして305kmに及ぶゲレンデがある。


雪景色の中のレストラン「Klösterle」

「200kmにわたるオフゲレンデのコースは、⾃然と戯れる喜びや新たな挑戦を求める中・上級スキーヤーにスキーガイドと共にぜひチャレンジして欲しい」とシュナイダー夫⼈。 ⼤⾃然の中でシュプールを描く醍醐味や⾃然と⼀体となる開放感は忘れられない体験となるだろう。

またこの村の魅⼒は⾃然の美しさやアウトドアだけではない。光の芸術家、ジェームズ・タレルやアントニー・ゴームリーなどの著名なアーティスト達による彫刻やライトインスタレーションが牧草地に散在しており、⽂化的好奇⼼を満たすこともできる。


スカイスペース・レッヒ(photo by (C) Florian Holzherr)

何世紀にもわたって、農業の村だったレッヒが現在コスモポリタンな集落として発展を遂げたのは、洗練さと共にメルヘンな魅⼒とオーストリアの⼭村の⽂化を感じさせるからではないだろうか。

宿泊客の90%がリピーターの「アルムホフシュナイダー」は、ゲストとオーナーがお互いを知る家庭的な環境だ。「ホテルではなく、くつろげる家を提供したい」と語るシュナイダー夫妻。世界中から人々が訪れるレッヒでの出会いや時間は、⼈⽣の新たな1ページを開いてくれるかもしれない。


アルムホフ・シュナイダーホテルのスタッフ(photo by Klaus Vyhnalek)

文=伊東エリーザ

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