リモート研修から始まる新社会人へ。インターン生が気づいた在宅勤務の5つのポイント

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1. 家でも「仕事場」を整える


自宅での勤務となると慣れた環境での作業となり、どうしても緊張感をもちにくい。しかし、自分は仕事をしているのだ、と意識の切り替えを行うことは新生活を始める上で重要だろう。そのためにもまずは、仕事をするための環境を整えることから始めたい。

具体的には、仕事をする場所を固定することだ。家族や友人などと同居している場合は、勤務時間中は自分が仕事をしていることをわかるように示して協力を仰ぐなどして、「仕事のための場」を確保しよう。

時間にも気を配りたい。身仕度や出勤のための時間が必要ない分、在宅勤務では起きてすぐコンピューターを立ち上げ勤務を開始することもできる。しかし、実際にオフィスに出勤する際と同様の生活スタイルを今のうちから確立し、春休みで乱れた生活習慣をリセットしたい。出勤する際と同じ時間に起床し、服を着替え、決まった時間に食事をとろう。

ルーティーンを整えて規則正しい生活を送ることで、学生時代とは違うという意識をもつことができる。

2. パソコンなど端末の使い方に注意する



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出社すれば、会社から支給された社用パソコンで仕事がする人が多いと思われる。中には、入社前に端末が1人一台会社から送られてくる場合もあるようだが、多くは自身のパソコンを使った業務になるだろう。

そこで気をつけたいのが、セキュリティ問題だ。業務とは関係のない閲覧も、何らかの履歴が残るなどして社内の人がチェックする可能性があることに十分に留意したい。

また、在宅で自身の端末を使う際の弊害として、必要以上に長時間パソコンやスマートフォンを見続けてしまう「画面依存」に陥る可能性がある。勤務中と勤務外のメリハリがつきにくく、いつでも気になることを調べられる状況は、気づけば1日中画面を見ていたなど、とんでもない状態になりかねない。パソコンに向かう時間を意識して、適度な休憩も必要だ。

3. 「自分の行い」が誰かに影響を与えていると意識する


学生と社会人との違いのひとつとして、自分自身の成長だけでなく、会社としての事業の成長などに貢献することが求められる。本業を学業として、自分の生活のために奔走していたところから、自分自身の行いが、社会や組織の誰かに影響を与えていることを自覚する必要が出てくる。

在宅での研修や勤務では、新たな環境に入ったという実感が得られないかもしれないが、動画や資料で学んだことを会社での業務にいかに還元できるかについて考えたい。実際の業務が始まった時のことを想定して、ただ受動的にレクチャーを受けるのでなく、この時にはこう動こう、などとシミュレーションしてみるのも得策かもしれない。
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文=河村優

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