内定承諾する前に ブラック企業を察知する5つのコツ

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3. 従業員と接触する


リンクトインでただ「つながりを申請」するのではなく、その会社で働いている人に誠実なメッセージを送り、少し話ができないか尋ねてみよう。その会社で働いていて、採用プロセスで意思決定者ではない従業員と非公式な会話をすれば、会社からの内定を受ける前に会社が自分に合っているかどうかを判断するのに必要な生の意見を得ることができる。

その人の率直な経験談を聞くことができるし、会社が実際に自分と合っていると思えた場合は、入社を決めたときに頼りになる社内の知り合いを得ることができる。従業員の人と連絡を取るのが気まずい場合は、元従業員と連絡を取ってもよい。元従業員からも、オープンで偽りのない意見を聞くことができる。

4. 言動に注意を払う


採用の全プロセスを通じ、しっかりと話しを聞き、観察し、注意を払おう。私の顧客の一人は先日、有名企業で面接を受けた。そこで面接官は、この職務と似た仕事をしていた人が継続的な変化を理由として辞めてしまったことと、それについて正直に話す必要があったと述べた。私の顧客はこれを危険信号として捉え、応募の辞退を決めた。その数週間後、彼女はその会社についてよくない話を聞き、辞退して良かったと思った。

私の顧客は運が良かったが、企業側がこれほど正直になってくれるとは限らない。耳にする全ての言葉を信じるのではなく、特に面接中やネットワーキング(人脈作り)の会話では、身ぶりや行動を観察しよう。こうすることで自分がこれから入社するかもしれない企業が有害な職場かどうかを見極めるのに必要な情報を得ることができる。

5. 忍耐を持ち、必死にならない


転職活動中は、企業からの返信がそれほど多くない場合は特に、関心を示してくれる会社すべてを喜ばせたいと思いがちだ。しかし、転職に必死になれば、危険なサインを見逃したり無視したりする可能性がぐんと高まり、その仕事が自分に最も合っているかどうかを見極めることに時間を使わなくなってしまう。

あなたと企業の両方が入社と採用に必死になっていることは、あまり好ましくない環境に向かいつつあることを示すサインだ。全体像を見るようにすれば、入社後すぐに転職活動を再開しなければいけない可能性は下がるだろう。

ここに挙げた5つのコツを実践すれば、入社したことを誇りに思えるような企業からの内定を承諾できる可能性が高まるだろう。

編集=遠藤宗生

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