不安を和らげる4つの方法

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精神的に参っている時、自分を落ち着かせ、冷静になって問題に対処するように気持ちを持っていくことは難しい。では、不安を減らせるような心身の状態を作り、よりリラックスした状態になるには、どうすればよいだろう? 心配すべきことについて心配し、考えても仕方のないことを放っておくには?

以下に、ストレスと不安に対処する4つの方法を紹介する。

・不安を認める


心配事を無視し、割り切ろうとしても、それは増大するばかりで、いずれ不健康的な形で表面化してしまう。心配事やストレスがあるならまず、それを認めること。その上で、それが本当に心配すべきことなのか考えよう。

・自分でどうにかできること、できないことを考える


やらなければいけないことの多さや、仕事の質について悩んでいるなら、とりあえず前に進むことが一番だ。圧倒されてしまっても、「やることリスト」を作って作業を続けること。やるべきことを終わらせていけば、自分が状況をしっかり管理できている証拠となり、次第に気分は落ち着いていく。

採用や昇進の可否、友人や家族の健康問題、世界情勢など、自分ではどうしようもないものについて悩んでいるなら、これは自分がどうにかできることではないのだから、悩んでも状況は改善しないと自分に言い聞かせること。不安の種となっていることが、自分の力が及ばないものかどうかを考えよう。何かできることがあるのならそのための計画を立て、そうでなければ悩まないこと。

・完璧を求めない


完璧を求める圧力や期待から自分を解き放とう。完璧な人間などいない。特に女性は、周囲のいろいろな期待に全て応えなくてはという大きなプレッシャーを自分にかけがちだが、そんなことは不可能だ。

「do not let perfect be the enemy of the good(完璧を優良の敵にするな=完璧さを求めるがあまり、良い結果を失ってはいけない)」という言葉もある。「終わったのだから良いではないか」と自分に言い聞かせ続け、休息をとり、自分に与えている強いプレッシャーを緩めること。そうすれば集中もしやすくなり、より健康で生産的にもなれる。

・外出する


心配事がどうしても頭を離れないなら、外に出て新鮮な空気を吸い、運動するのもいい。新鮮な空気は思考をクリアにし、運動は不安が生む余計なエネルギーを解消してくれる。違う環境に身を置き身体を動かすことで、心配事を広い視野で見られるようになる。

編集=遠藤宗生

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