ヒラリー・クリントンが語る、厳しい批判に対処する方法

Photo by Monica Schipper/Getty Images for Hulu

元米国務長官で2016年には大統領候補にもなったヒラリー・クリントンほど、公私の生活について事細かに詮索され批判を受けた人はそういない。その一挙手一投足や全決断が、全米の話題になった。彼女が受けた熾烈な批判には、正当なものあればいわれないものもあり、その多くは女性蔑視に基づいていた。彼女はこうした批判に対し、特に公の場ではいったいどう対処しているのだろうか?

Huluで今月公開されたドキュメンタリーシリーズ『Hillary』のプロモーションのため米テレビ番組『Watch What Happens L!ve』に出演したクリントンは、司会者のアンディ・コーエンからこの問いを投げ掛けられると、いかにも彼女らしい完璧な回答をした。以下に、クリントンがどうやって批判を分析し、最終的に反応しているかをまとめた。

批判は真摯に受け止めつつも、個人攻撃として捉えない


クリントンはまず、批判を受け止めることの重要さを説いた。「私は長年かけて、批判を真摯に受け止めながらも、個人攻撃としては捉えないことを学んだ。それは、その批判が理に適ったもの、例えば『あなたには改善の余地がある』だとか『こうできたはずなのに、なぜあんなことをしたのか?』と言われるような場合の話だ」

批判に押しつぶされないようにする


しかしクリントンは、批判を受けても自分を責め過ぎないように助言している。さもなければ、自尊心がずたずたになってしまうのだ。「批判から学ぶべきだが、批判にただ屈服するのは良くない。批判されたからといって、ベッドで毛布をかぶって閉じこもってはいけない」

適切な人たちを周囲に置く


最後にクリントンは、適切な人たちと付き合う重要性を強調した。地に足をつけて批判を前向きに受け止められるように自分を支え、根拠もない不当な批判を受けた時にも愛を持って接してくれるような人たちだ。「私にはとても素晴らしい友人や家族、支持者がいる。そのような人たちにずっと支えられてきた。私が難しいことに挑戦した時や、何度か挫折した時にも、周りには常に私を愛して支えてくれる人たちがいた」

編集=遠藤宗生

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