在宅仕事=運動不足? 元ファーストクラスCAに学ぶ「太らず健康」の極意

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以前、通っていたパーソナルトレーニングで肩と首のコリとそれに伴う頭痛の相談をしたところ、パソコン作業中はこまめに姿勢を変えることを提案いただきました。

座った姿勢に疲れてきたら、カウンターや棚の上にパソコンを置き立って作業をしたり、ラグマットの上にパソコンを置き開脚の姿勢でストレッチをしながら作業したりするのです。

パーソナルトレーナーの先生も、パソコン作業をする際には落ち着きがないほどちょこちょこ姿勢を変えているそうです。


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そんな状態で集中できるの?と思われそうですが、同じ姿勢で根詰めて仕事をするよりも身体の疲れを感じにくくなり、不思議と効率がアップしているように感じます。

2. 必要なものをあえて手の届く場所に置かない


こまめに姿勢を変えると言っても、集中しているとつい忘れがちになってしまうこともあります。気づけば午前中1回も席を立っていない、なんていう事態を防ぐためにも、席を立たざるを得ない状況を作りだすことがおすすめです。

家にいると必要なものを全て身の回りに揃えてから仕事スタート、ということもできてしまいますが、あえて負荷を作りだすのです。

筆者の場合、マグカップはキッチンに置いておき、喉が渇いたらキッチンまで取りに行く、スマートフォンは充電スポットに置いておき、メールや電話に対応するときはそこまで取りに行く、などのシステムを取り入れています。


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客室乗務員時代、手荷物収納の際や機内の高い扉に収納された備品の出し入れをする際など、背伸びをする機会が多くありました。それが、ふくらはぎの筋トレに繋がり、ふくらはぎがシェイプアップされてきたことにある日気づいたのです。そのため、客室乗務員を辞めてからも、日常的に使うものをあえて背伸びをしないと届かない高いところやしゃがまないと取れないような低いとこに収納するなどして、背伸びをしたりしゃがんだりの筋トレを無意識的に実践できる環境を作るようにしています。

効率アップとは逆を行くようですが、席を立たざるを得ない環境を作りだすことが在宅勤務中の健康増進には効果的と言えます。
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文=清水 裕美子 編集=石井 節子

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