住まいの専門家が考え抜いた、リモートワークしやすい家のデザイン4選

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完全在宅勤務ではない人のためのデスクコーナー



Houzz | 悠らり建築事務所 photo by STUDIO HISHIKI

悠らり建築事務所が手がけた作品は、LDKの一角に設けられたホームオフィス。オーナーがオフィスから持ち帰った仕事に取り組んだり、休日に読書したりするスペースになっています。

設計した建築家の安藤亨英は、「使いやすいデスクコーナーにするために、階段、本棚、デスクの位置関係を工夫しました。本棚の一部に窓をはめ込んで光、風、緑を取り込み、快適に過ごせるように工夫しました」と話します。

「家族の気配を感じられる場所で、ほどよい距離があり、落ち着いて作業できるような場所にデスクを設けたいというご要望が多いです」と安藤。こちらのオーナーのように、フリーランスで完全在宅勤務の人だけでなく、普段オフィスに勤務している人の間でも、ホームオフィスの需要は高まっているのです。

こもりっきりにならない仕事部屋



Houzz | 北村建築工房

最後にご紹介するのは、北村建築工房が手がけたホームオフィス。オーナーからは「家族の集まるリビングから離れすぎず、家族との程よいつながりを感じる距離感をもったこもれる空間がほしい」という要望があったため、「リビングから直接入れる場所にプランニングした」と設計した建築家の北村佳巳は話します。

ホームオフィスには、わざわざ外へ出ずとも仕事に取り組めるというメリットがありますが、反対にいえば、部屋の中にこもりっきりになってしまうというデメリットもあります。こちらのホームオフィスでは、デスクの前に中庭を眺められる横長の窓をつけたことで、閉塞感のない程よい明るさと開放感を実現。「中庭を通じて家族の存在も感じつつ、四季を楽しめる環境を提案しました」と北村は話します。

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文=Houzz JAPAN編集部

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