メンターを持たずにメンタリングを受ける7つの方法

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メンターがいなくても、アイデアや情報、励ましなど、他の方法でメンタリングを受けることはできる。自分が必要とする支援を積極的に求めるだけでよいのだ。ここでは、メンターに望むようなキャリアにおける助言やインスピレーションを得る7つの方法を紹介する。

1. 成功者の経歴


あなたが追求しているキャリアパスをたどった人をメンターとする大きなメリットの一つは、現時点でのあなたの将来の可能性が見えることだ。自分の業界で成功を収めた人の経歴を読むことでも同様の教訓を得ることができる。一般的なビジネス成功話であっても、管理職における具体的な状況での対処法や決断の分析方法を理解することができる。

2. ビジネス系メディアの記事


成功者の経歴と同様、ビジネス系の記事のプロフィールもさまざまな業界におけるキャリアの成功話を紹介していることが多い。フォーブスでは、最も影響力のある人物最も稼ぐセレブ最も革新的なリーダーなど多くのランキングを作成している。

私は最近、米シンガーソングライターのドリー・パートンに関する短いながらも非常に面白い記事を読んだ。その中では、彼女のさまざまな収入源と慈善活動の取り組みが説明されていた。複数の分野に関心を持ち、クリエーティブな分野や事業、使命を重視した取り組みなどをうまくこなすことを目指す人にとっては、キャリアの指針として役立つだろう。

3. 大学のキャリアサービス


大学を卒業したのがかなり前だとしても、キャリアサービスを拡大して卒業生も対象にする大学は増えている。将来のメンター、あるいは1日だけや1つ質問をするためだけのメンターを探せる2つの具体的な方法は、ネットワーキング(人脈作り)イベントと卒業生のデータベースだ。

4. 従業員リソースグループ


会社には、異なる機能に属しているが共通のテーマを持っている従業員で構成される従業員リソースグループがあるかもしれない。私が働いていたあるグローバルメディア企業は、上級社員と経験が浅い従業員を結ぶメンターシッププログラムを手配するアジア系従業員のリソースグループを持っていた。他の企業では、経験の浅い従業員が上級社員を指導し、コミュニケーションやリーダーシップの隔たりを埋めるリバースメンタリング(逆メンター制度)を行っている。
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翻訳・編集=出田静

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