世界の200社以上のリーダーが参加した電話会議から発案
「コロナウィルス感染拡大は、今や単体のステークホルダーでは対応しきれない衛生上の緊急事態と経済的混乱を引き起こしています」と、クラウス・シュワブ(世界経済フォーラムの創設者・会長)は述べています。
「私たちがこのウイルスと戦う最良で唯一の方法は、共同でアクションを起こすことです。COVIDアクション・プラットホームは私たちのミッションの中心となる場であり、その成功はすべてのメンバー、パートナー、コミュニティとその手腕にかかっています」
「企業には、その専門知識、イノベーション、リソースを通してこの公衆衛生上の危機との闘いにおいて果たしてもらいたい欠くことのできない役割があります」と、世界保健機関のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は述べています。「私たちは、コロナウィルス感染拡大に対する世界的な公衆衛生対応をサポートするものとして、世界中の企業および組織にこのプラットホームを最大限活用してほしいと考えています」
COVIDアクション・プラットホームは、世界中から200以上の企業のリーダーが参加した電話会議を経て発案。同様の取り組みとしては初となるこのプラットホームは、世界保健機関およびウェルカム・トラストのサポートを受け、世界規模で運営されます。世界経済フォーラムは、このプラットホームの取り組みをサポートする特別チームも立ち上げました。
設立時からプラットホームに盛り込まれているプロジェクトのひとつであるパンデミックサプライチェーンネットワークとの連携により、コロナウィルス感染拡大対策に不可欠な衛生製品が人々に行きわたるよう、入手しやすく、価格も手頃で、そして
品質も確保するよう、サプライチェーンの強化にも取り組んでいきます。その他、状況を、公衆衛生対応への企業の寄付をサポートする仕組みや、人々に行きわたるような入手しやすいワクチン・診断器具・治療法・防護具の開発、ウイルスの経済的影響のトラッキングなどのアクションを起こし、様々な渉外を取り除く協力体制を築いていきます。
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(この記事は、世界経済フォーラムのAgendaから転載したものです)
連載:世界が直面する課題の解決方法
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