アップルが新製品を発表 新iPad Proはキーボードが進化、まるでノートPCに

マルチレンズカメラを搭載した新しいiPad Pro


フルサイズキーボードにトラックパッドも載せた「Magic Keyboard」



新アクセサリー「Magic Keyboard」を装着したiPad Pro。

iPad Proの新しいアクセサリーとして日本語JIS入力に対応するフルサイズのキーボードと、トラックパッドやパススルー充電ができるUSB Type-Cポートを搭載する「Magic Keyboard」が5月に発売される。本機を装着するとiPad Proが一段とノートPC感覚で使えるキラーアイテムになりそうだ。

新しいMagic Keyboardは本日発表された新しい12.9インチ/11インチのiPad Proのほかに、2018年に発売されているフルスクリーンデザインのiPad Proにも装着して使える。キーボードを折りたたむとiPadを前面・背面から包み込むカバーにもなる。価格は12.9インチのモデルが3万7800円(税別)、11インチのモデルが3万1800円(税別)。

昨年の秋にリリースされたiPad専用のオペレーティングシステム「iPadOS」以降、iPadに有線、またはBluetooth無線のマウスが接続できるようになった。iPad Proの発売とともに提供を予定する最新のiPadOS 13.4からはカーソルのポインタもMagic Keyboardに最適化される。


iPad Proの角度が変えられるフローティングカンチレバーを採用。USB Type-C端子からパススルー充電もできる。

キーボードは個別のハードキャップと1mmのシザー構造を採用。長時間作業の疲労感を軽減する。iPad Proの背面をMagic Keyboardをマグネットで吸着させて、フローティングカンチレバーにより角度が自由に変えられる。ルックスもよりPCライクになりそうだ。

iPad Proは2018年に発売されたフルスクリーンディスプレイのモデルからコンテンツの視認性がさらに高くなり、また軽量化と本体のダブルタップによるツール切り替えを搭載した第2世代のApple Pencilにより、描画作業の効率も格段に向上した。

昨年にはiPadOSが登場したことでマルチタスキングやファイル管理もスムーズに出来るようになった。残すところであったカメラ機能とキーボードの操作感のレベルアップを一気に図り、完成度を上げた新しいiPad Proの実力は改めて検証してみたい。
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文=山本敦

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